うさぎのピーターが主人公の絵本
『ピーターラビット』の作者である
ビアトリクス・ポター生誕150年周年に合わせて
グランフロント大阪では現在
『ピーターラビット展』が開催されております。
知人より、この優待チケットをいただいたので行ってみました。
ところで 「グランフロント大阪」
オープンしてからだいぶ経ちますが(グランドオープンは2013年の4月)
実は まだ行った事がありません。
人の多い大阪で、さらに人が集まりそうなエリア
オープン後しばらくは避けておこうと
遠目に眺めるだけでしたが興味はあって
(近畿大学水産研究所の近大マグロとか)
オープンから3年以上も経てば
そこそこ人混みも解消しているのではと
建物に入ってみますと
いや、結構 人がいます。
本店に入ったことがあるキルフェボン(京都にあるタルトのお店)は
京都店でも行列ですが、ここは輪をかけて大行列。
90分待ちとか、何かのアトラクションのようです。
ともあれ、ピーターラビット展が先。という事で
北館・南館と二つあるビルの北館地下にある
イベント・ラボへ向かいました。
(こちら、入口ゲートを含め撮影禁止ですので
写真は全くありません。)
ビアトリクスが書いた暗号日記に始まって
絵本の元となった絵手紙や 書き写し
私家版の本や 挿絵の原画
ビアトリクスの使った机や眼鏡、画材
お気に入りの人形から絵付けされた食器類などなど
208点に及ぶ出品作品が展示されておりました。
ピーターラビットシリーズの絵本は自宅に9冊ありまして
おなじみの絵もいっぱい見られましたが
原画はやはり 細部までよくわかって見ごたえあります。
持っていない本で、カエルやカメが出てくる話もあるのですが
これが、かなりリアル。
解説を読んでみたところ
ビアトリクスは 動物の遺体を解剖したりして
骨格から筋肉の付き方まで研究していたらしく
挿絵の動物は 生物学的に無理のない動きで描かれているとのこと
言われてみれば、確かに 肉付きとかがとっても自然です。
たっぷり作品を堪能して
最後の記念グッズ売り場にて いろいろ迷ったあげく
使い良さそうなカップとキャニスター缶を買いました。
ところで
入場者には このグランフロントに入っているお店で使える
優待クーポンがもらえます。
その中にあった アフタヌーンティールームのクーポンに
印刷されていたイラスト。
よく使われるので
絵本を読んだことが無い人も
見たことがあるかと思われます。
第一冊目であるところの
「ピーターラビットのおはなし」
の中で
青いジャケットを着た
ピーターラビットが
お母さんウサギに
ボタンを留めてもらっている
挿絵ですが
小学生だった私、そのシーンを
「飲んだくれてばかりいるパパうさぎが
朝帰りしたところを ママうさぎがシメている所」
だと思っていました。
誤解が解けたのは 結構前(高校生くらい?)ですが
第一印象という物はなかなか抜けないもので
わかっていてもその絵を見ると最初のイメージで見てしまう。
原画を見たことで、ちゃんとリセットできるといいなあと思います。
もっとも 原作のストーリーでは
ピーターのお父さんは人間に捕まって
ウサギの肉のパイにされてしまい
未亡人となったピーターのママが
女手一つでピーターら4匹の子ウサギを育てている設定となっております。
小学生時代の私の想像より はるかにシュール