弓道体験29回目
「射場のルールを学習する」感じで終わった28回目から
1週間後の弓道、これで29回目です。
最近、ゴム弓で練習している割には、
初めの頃より力尽きるのが早いような感じで
体力が衰えているのだろうかと思ったものですが
最近のアドバイスを振り返ってみると
どうも、力が足りないというよりは引く角度に問題があるようなので
あらためて自分の身体に意識を向けて
丁寧にゴム弓を引くようにしてみました。
道場に着くと 先生 『そろそろ10kgでいけるか?』
どうでしょう。
前回は8kg その前は9kgでしたが 最後へたってましたし・・・
とりあえず9kg、いけそうなら10kgにという事で
9kgでスタートです。
正しい(たぶん)方向へ引く練習の成果か
今日は 引くのがしんどくないような。
数回の射を終えたところで『力が余っているようやし、10kgいってみよう』
と言われ、弓を10kgに交換。
引いてみると、それなり引けているらしいので
そのまま10kgで練習を続けます。
弓を引きつつ
「前回の武道センターで こういう注意を受けました」、
という話をし
私みたいなのを連れていくことで周囲が迷惑し
先生が文句を言われたりしないのだろうかと気になっていたので
「こんなのを連れていって大丈夫なのでしょうか」、
と うかがうと
『大丈夫 大丈夫』
海外からの観光客を連れていく時もあるしなー
と 先生 あっけらかんとしています。
道場ごとに、『そこでの決まり事』みたいな物はあるので
それは 慣れて覚えていくしかないそうですが
「あらかじめ、確認して覚えておくという事は?」
『知識として知っていてもな、実際の場にならんとわからんもんやし』
(やはり先生『やっちゃったら その時教える』主義のようです。)
さて
前回から連続して注意を受けていた「右手の手首の角度」「親指の向き」
に ついては 今回注意無し。
その代り、弓を握る左手側
『・・・指が器用やな 指先だけでしっかり握っとる。』
(褒めているのではあらず)
指が長めなのと、指の力がもともと強いのとで
がっちり握り込みがちになる私ですが
先生いわく
『親指は指先を曲げて握り込むのではなく
どちらかというと、指をすべらせるように伸ばして
広がった指の付け根部分で、弓を押す感じにする』
『親指と中指とが離れないように』と言われていたので
親指の指先から根元まで中指にくっつけるのかと
「指先」が中指から離れないように頑張っていたのですが
別に 指先はくっつけなくて良かったようです。
(私は ずっと中指と親指で輪を作って
がっちりホールドしようとしていました。)
この日は 前半9kg・後半10kgで22射、
弓力に負けて力尽きることなく終了。
後半くらいから もう一人練習に来られた方がいたので
交代で練習する形になりました。
他人が先生に体勢を直される様子を見ると
自分がされている注意を 客観的に確かめられて良いですね。
ちなみに この方からは、私の射を見て
『引ききってから離れ(引いていた矢を開放して飛ばす)までが長いですね』
と言われました。
先生からは「1・2・3」と呼吸3つ分数えて
離すように、と よく言われますが
私の場合、矢を開放できる体勢になってから
弓力と、自分の引く力のバランスが取れるまで
3秒では足りなくて 長くなってしまうのです。
『よく そんなに長く維持できますね』
と変な感心のされ方をしましたが
考えてみると、これが最後に力尽きる原因の一つかもしれないです。