神輿渡御出発式 :2016年 祇園祭
東大路に面した西楼門方向へ移動。
同じタイミングで移動する人が多いので
さくさく進むことはできません。
楼門前には 関係者の方が交通整理
「まもなく西楼門は通行できなくなりまーす!
通り抜ける方は、お早目にお願いしますっ!」
3基のお神輿が石段下で
高々と持ち上げられる「差上げ」の時には
この西楼門、閉じられてしまうようです。
できたら この楼門の位置から見たいものですが
ここは 着いた時からすでに満杯ですので
東大路通の東(八坂神社側)の歩道沿いか
東大路通の西、南か北のどちらかの歩道沿いに行くしかありません。
お神輿は 南楼門から出てこちらへ回ってくるはずですから
近くで見られそうな南西角の方に行こうとしたら
こちらの交差点、すでに交通制限で横断不可能。
となると、もう北西側へ回るしかありません。
それも 神社前の交差点はやはり横断できないので
もう一つ北側の横断歩道まで移動し
再び 神社前まで戻る、という形で移動。
歩道にはぎっしり人の層ができていますが
なんとか 道路が見える位置を確保しました。
17時50分過ぎ
赤い和傘を差した人の行列が 近づいてくるのが見え
続いて来たのは
馬に乗ったお稚児さん。
ご祭神のスサノオノミコトの
依代的存在という事です。
そして いよいよ やって来ましたお神輿。
六角形の屋根ですので中御座(スサノオノミコト)です
中御座が四条通りの方へ進んで止まり
次に来たのは、先ほどの
四角形屋根のお神輿
東御座(クシナダヒメノミコト)。
最後に 八角形屋根のお神輿
西御座(ヤツガシラノミコガミ)が東大路の南方向に集まり
これで三基のお神輿がそろいました。
ここで一旦 氏子さん達は腰を下ろし
神官さんがお祓いをします。
続いて お祭関係者の方々のご挨拶。
という間に なんだかお天気が怪しくなってきたなと思ったら
ドジャーっと すごい勢いで、雨 降り始めました。
神官さんや 挨拶されている方は傘を差してもらってますが
お神輿を囲む氏子さん達、ずぶぬれです。
沿道に腰を下ろして見物していた人も
さすがに 歩道の内側へ移動していくし
特等席の西楼門の石段の方もえらいことになっています。
こうなると、屋根のあるこちら側の歩道にいたのは幸いだったかも。
安全地帯(屋根の下)にいた人は のんきに
「お清めの雨やな」などと言っています。
この降り方だと、これを最後に梅雨明けするかもしれません。
(実際 翌日梅雨明け宣言が出ました)
挨拶が終わると
雨は少しおさまってきて
いよいよ石段下にて お神輿三基の差し上げが始まります。
「マワセー マワセー」の声と共に お神輿は 高々と持ち上げられ
楼門の石段下で ぐるっと回転させられていきます。
お神輿の担ぎ棒に付いている金属の金具って
単なる装飾ではなく 鳴り物だったんですね。
振り動かされてチャリチャリチャリ、と 実ににぎやか。
3基のお神輿が 差上げられ、振り回され、回転した後
順に四条通りへ向かって移動を始めました。
これから お旅所まで移動ですね。
メインイベントを見て満足したので
この辺で 脱出しようと思いますが
歩道、人でぎっちり そうそう進めません。
あまりに身動きが取れないので
適当なところで 細い路地から脱出
やれやれ、これで普通に歩けると思ったら
前が詰まってきました。なぜに?
カッポカッポカッポと
通常 聞くことの無い
妙な音がすると思ったら
馬に乗った神主さんの姿。
先に出発されたお神輿の一行
ここが移動ルートでしたか・・・
雨だったので
神主さん、
水干に袴という
伝統的衣装の上に
雨合羽といういで立ち。
それはさておき
ここに神主さんが来たということは
来ました、お神輿。
当然の如く、道は通行止め状態になります。
先ほどの「差上げ」神事の時は
遠目にしか見られなかった
中御座のお神輿が
近くで見られたので
ある意味ラッキーだったかも。
最後に塗りの輿が進んできて
こちらには
神主さんが乗っていらっしゃいました。