お花見:毘沙門堂
「京都山科(やましな)の毘沙門堂は
紅葉も美しいが、桜も見事らしい」と聞きました。
山科疏水(琵琶湖疏水)沿いに桜の木が植えられているので
そこでもお花見ができるらしい。
京都市内の めぼしい桜の名所はほとんど見尽くしたので
それでは 山科に足を伸ばしてみましょうか、と
毘沙門堂へ行ってみることにしました。
JR京都駅から そのまま1駅の山科。
駅前の枝垂れ桜は ほどよく咲いておりますね。
山科駅で下車するのは初めてですので
毘沙門堂へ行くにあたり、地図持参ですが
地図を広げるまでもなく、桜の向こう側に「毘沙門堂」の案内が。
よくよく見ると
看板の手前に石の道標があり
その後も道々道標が立っているので
地図を見る必要は全く無し。
毘沙門堂は山手にありますので 参道は微妙な坂道です。
坂を登り切ったら、
その正面が毘沙門堂の入口。
ここから左方向へ進むと
急な石段の参道に
お年を召した方には大変そう
と 思って見上げていると
上から年配のご一行様が
『いやー この階段はきついわ』
『ここで落ちたらあの世行きやな』
と 大声で話しながら下りてこられました。
石段の勾配は2段階で
入口である仁王門手前が
一番きつく、さすがにここには
手すりが設置されておりました。
石段を登り切ったところの仁王門。
真ん中に大きく「毘沙門天」の提灯が下がり
両脇に仁王像。
門は小ぶりですが
仁王様はそれほどミニサイズでもないので
対比で結構大きく見えます。
門の正面に見える本殿。
右手には経蔵
左手には鐘楼があり
手前に植わっている椿が
ちょうど見頃でした。
さて、お花見に来たのですから
桜を見ましょう。
毘沙門堂宸殿の前にある枝垂れ桜
本殿の前の糸桜
これは 満開を過ぎたところでした。
全体には やはり、少し早かったかなあ、という感じです。
エイプリルフールであるところの4月1日では
糸桜以外、5分咲きといったところ。
その4日後、家族が
「そろそろ見頃」と毘沙門堂へ。
4月5日の毘沙門堂の桜はまさに『見頃』
宸殿前の枝垂れ桜は
こうなっていたそうです。