小汐井(おしおい)神社
準備・確認のため 30分前待機が基本ですので
10時に着いておけばよい事になります。
仕事場は駅から徒歩8分くらい
草津に9時50分着くらいの電車に乗ればOKですが
遠い草津ですし、JRって何かとよく止まったり遅れたりするもので
念のため、1本早い到着の電車に乗りました。
これですと 到着は9時21分
待機時間のさらに40分くらい前に着いてしまいました。
お弁当を受け取ってなお30分以上時間があります。
・・・草津って何か観光できる場所がありましたっけ?
東海道の旧宿場町ですから 何かしらありそうですが、
駅から近い場所でないと、すぐに戻ってこられません。
駅構内に観光案内所がありましたので
観光マップをいただいて、お散歩先を物色。
駅から一番近いところに
小汐井(おしおい)神社という名前の神社がありました。
草津駅から仕事場とまるっきり反対方向ですが
地図で見る分には、駅から歩いて行って
参拝して戻るのに30分もかからないで済みそうな位置です。
よし、仕事前に ここだけ参拝してこよう。
というわけで 急きょ 草津のお散歩です。
駅の東口(旧街道や草津宿がある方)から外へ出ると
駅から伸びる歩道橋の上に
『街道ふれあい広場』という 草津宿を模したような公園がありました。
この公園の右手を見ると
Lty932というショッピングモールがあり
そちら側から階段を下りて
平和堂との間の道を進みますと
アーケードのある通(サカエマチ商店街)
に出ました。
このアーケードを
JRの駅から離れる方向へ進み
アーケードから出た先
左手に『覚善寺』というお寺が
建っております。
お寺ということは
目的の神社ではありませんが
このお寺の門の前にある
道標のような物
が気になります。
近づいて見てみると
刻まれている文字は
左:中山道 右・東海道
昔の 東海道・中山道の分岐点にあった道標らしいですね。
(草津はこの分岐点にあったが故に栄えたらしいです。)
ただし、どう見ても ここは
道が分岐していない場所ですので
おそらくは 違う場所にあった道標を
邪魔にならないここに移転させたものと 思われます。
この道標の前を通り過ぎ そのまま行くと
左手に目的の神社【小汐井神社】がありました。
参拝前に手水を使おうと
手水舎へ向かうと
『御神水
潮齋(おしおい)の井』
という札が立っています。
こんなところに名水が?
知っていたらペットボトル持ってきたのに!
後から来た地元の住人らしき方は
お約束のごとく
2Lペットボトルを10本くらい
抱えていらっしゃいましたから
やはり、名水と思われます。
手と口を 清めた後 飲んでみましたら
それは柔らかなお水で
次回出張がここの時は、
ペットボトルを忘れまいと誓いました。
さて のんびりしている時間は無いので
さっそく参拝。
拝殿は建て直したばかりらしく 綺麗です。
その向こうの本殿
こちらは 明治に建てられたものらしく
時代を感じさせる風合い。
この本殿右手に
『小汐井水天宮』というお宮がありまして
元々はここが身を清めるための神池だったようです。
(祭神の女神様がここに表れて衣をすすいだという言い伝えもあるらしい)
池に枯れ葉が落ちるのを防ぐためなのか
池の鯉を鳥などから保護するためなのか
上に青いネットが張られているので
あまり神池という雰囲気ではありませんが
小汐井(おしおい)という言葉が
水に入って身を清める意味を持つので
神社の名前の由来ともいえる場所です。
おみくじが結びつけられた
金属の枠の中央に
ご神木であったらしい切り株。
こういう状態は珍しいですね。
ちなみに
この神社の境内には
2種類の木が合体したという
ご神木もあったらしいのですが
どこにあるのかわからず
探している時間も無いので
作り物の神馬くんに手を振って
おいとまいたしました。
では、お仕事に行ってまいります。