試作は続くよ酒粕ジャム (オリジナル)
レモン果汁がたっぷり入っているため さっぱりした味わいで
おいしいことは おいしいけれど
はっきり言って「酒粕」の風味はあまり残っておりません。
もうちょっと、酒粕ならではの風味を活かせないものかなあ。
日本酒で作って レーズンは入れないとか
梅酒で作ってみるとか
と、創作意欲がわいてきまして
オリジナルレシピでの酒粕ジャム作りに挑戦です。
まずは無難な梅酒を使うジャム。
白ワインの代わりに梅酒を入れてみます。
梅酒は もともと砂糖が入っていますから
砂糖は要らないでしょうし
酸味もあるからレモンも要らない。
つまり
梅酒でゆるめておいて、
煮詰めるだけ。
簡単。
このくらいかなー
と ワインより多めに梅酒を使い
煮詰めつつ味を見てみると
甘さが全然足りない上、
梅のクセ(渋み・苦み)がけっこう前に出てしまう。
このままでは おいしくない、と甘味を足すことに。
梅酒を作る時には砂糖や蜂蜜を使うので
こちらは蜂蜜を加えてみました。
酸味も微妙に足りないので やはりレモン果汁も追加。
そういえば、梅酒の実のジャムにもレモン果汁は加えていました。
できあがりの「梅酒酒粕ジャム」。
梅酒を使っていることはよくわかる。
梅酒が好きな人は抵抗が少ないかな
という味です。
個性のありすぎる酒は かえって難しいのね、と
今度は 素直に日本酒使いの酒粕ジャム。
日本酒でゆるめた酒粕を火にかけまして
さて、ここに何を加えたものか。
甘味は きび砂糖とオリゴ糖でやさしめに
これだけだと ただの「甘酒」なので
何か風味を足してみたい。
酒粕ならば、味噌は合いますよね、と
米忠さんの白味噌パウダーを少々入れ
・・・・・
このままでは単なる
「具のない粕汁」になってしまう。
いや、甘いしね
と気を取り直して
まろやかさを出すために牛乳を少し入れ
アクセントに 黒胡椒をふってみました。
うん、ちょっと味がしまってきた。
しかし、もうちょっとパンチが欲しいです。
そういえば、長野の善光寺参道にある
八幡屋磯五郎の「スパイスジェラート」
アイスにゆず七味、
おいしかったなあ。
で 自宅に常備されている
八幡屋磯五郎さんの
「ゆず七味」を投入しました。
できあがりの ゆず七味酒粕ジャム。
個人的には これが一番気に入ったのですが
家族は食べることを拒否しました。
おいしいと思うんですけど・・・・
これを おすそ分けしたら
友達やめられてしまうかしらと
少々不安を感じないでもないです。