淨光寺 薬師堂:小布施
小布施駅に到着したのは 8時33分。
たいていのお店は開いておりません。
連休真っ只中とはいえ、さすがにこの時間は人が少ない。
(小布施堂本店さんの前だけは、名物モンブラン(朱雀)を食べるため
開店前にして既に100人くらいの行列だったけれど)
さて
祝日だろうが早朝だろうが
年中無休で大丈夫なところといえば、寺社仏閣。
拝観料が必要なところは受付時間がありますが
これから向かう「淨光寺」は 拝観自由です。
昨年は岩松寺へ行き
その時、『淨光寺』の案内板も見かけていましたが
素通りしてしまいました。
後で調べたら、北信最古の薬師堂があるお寺ということで
寄っていけばよかったなあ、と残念に思い
今回こそは、と 最初に訪問です。
小布施堂本店の横の通を進み
懐かしのツルヤスーパー(オブセ牛乳を買いました)の横を抜け
6次産業センター『小布施屋』の前も通過し
コスモスの咲き乱れるリンゴ園・住宅地を進むと
淨光寺薬師堂参道 の案内が見え
短い参道を進むとすぐ山門(というか仁王門?)です。
この門の右の仁王様の前に
『雁田薬師(淨光寺の別称)七不思議 その五』という表示がありまして
左右の仁王様は作者が違い、紅白色違いの像だとか。
仁王様、けっこう古びて
色がさめてしまっておりますが
よくよく見れば
こちらは微妙に赤いかもしれない。
その五、とあるけれど
残りの六つは何だろう?
ふと視線を下げると
この仁王様の囲いの下部分に
緑色のボタンと、このような表示が。
説明機?という事は 録音で七不思議の説明が流れるのかもしれない。
で ポチっと押してみましたら
住職さんと思われる方の声が
スピーカーから流れはじめました。
『こちらの雁田薬師淨光寺は~』
とお寺の歴史や境内の案内
『七不思議』についても
全てではありませんが
いくつか説明が。
その七不思議の一つが
薬師堂本堂へ向かう石段。
上から見下ろすと
このように大小様々
不規則に並んだ石が組まれていますが
下から見ると
上面は水平にそろっている、と。
これから本堂の説明も流れるのでしょうが
上に行ってしまったら、案内が聞こえなくなるかもしれないなあ
ここで全部聞いてから上に行くべき?と考え込んでいると
先に拝観していた石段の上の方にいる人が
立ち止まって、説明を聞いている様子。
ひょっとして、境内にいくつかスピーカーが設置されている?
上がっていくと、その通り 石段半ばに一つ
石段を登りきった薬師堂の横にもスピーカーがあり
どこでも説明が聴けるようになっておりました。
重要文化財に指定されているらしい
【薬師堂】。
支える梁の角部分には
渦巻きが彫られていますが
この「うずまき」が
古い建築の特徴で
建設関係の学校の試験には
必ず出題されます、
と解説がありました。
ちなみに
山門を出たところには
寺務所兼茶屋?みたいな建物があり
『無料足湯でおくつろぎください』
という看板がありました。
建物手前に その
足湯のための湯船らしきものがありまして
住職さんらしき方が
ホースでお湯を張り始めておられました。
すぐ入れるなら入っていきたいところですが
他もいろいろ回りたいですし
(ひょっとしたら松本まで行くかもしれないし)
今回は見送りです。
このすぐ近くには
温泉施設もありますので
この足湯も温泉なのかもしれません。