奈良饅頭:千代乃舎竹村
もちいどのセンター街を北上すると
アーケードが途切れたところで
斜め向こうに またアーケードが始まります。
こちらは
「ひがしむき商店街」というらしい。
ひがしむき
という名称にも関わらず
アーケードは南北に延びております。
ここを近鉄奈良駅へ向かって
どんどん北へ進んでいきますと
またまた古そうな和菓子屋さんが一軒。
【千代乃舎(ちよのや)竹村】さん
元禄年間創業という
これまた江戸時代からの老舗です。
ここで買おうと思っていたのが
『奈良饅頭』というお饅頭。
何でも
林浄因という方が
『日本で初めて作った饅頭』を
現在に復活させた饅頭だそうです。
白あんと黒あんの2種類あるそうですので
1種類ずつ食べてみたいな、と
カウンターを見ると
箱入りは6個から。
ショーケースの中の見本には
2個1セットの簡易包装もあったので
お土産に沢山買うか
自分用に2個だけにしようか迷い
「お日持ちはどのくらいですか?」とうかがったところ
『1週間くらいですが・・・
でも 今日はほとんど売れて1個しか残っていませんよ?』
えええ~!?
では その1個を下さい!
選択の余地無しでした。
奈良饅頭
お一つ175円(税込)
上の焼印「林」は
たぶん
日本初の饅頭を作った方
林浄因さんの名前から
きめ細かい
さっぱりとしたこしあん
全体に甘過ぎず
素朴で素直なおいしいお饅頭です。
後日 再訪門し
今度は 黒あん・白あん 両方購入。
白あんの奈良饅頭、上の焼印は「鹿」です。
白あんもまた
甘過ぎないあっさりした味でした。
日本初のお饅頭は
おそらく黒あんだったと思いますが
これはこれでおいしいです。