玉子コロッケ:やろく
大阪の美味しいモノとして 挙がっていたのが
大阪の住吉にある 洋食屋【やろく】さんの『玉子コロッケ』。
食べに行ってみたいなあと思うものの
住吉は遠いです。
さらには【やろく】さん
知っている人は知っている人気のお店らしく
時々 雑誌やTVに登場されるので
載った直後は 記事を見た人が押しかけて混んでいるだろうなあ と
ほとぼりが冷めるのを待っていると また別の雑誌に載って
また しばらく待つ、の繰り返し
そんなこんなで 10年以上が経過したわけです。
そろそろ、いいかな・・・・
と このたび ようやく初訪問です。
住吉大社の「はつたつ参り」の日ではありますが
平日だから、観光客は少ないかもしれない。
南海本線『住吉大社』駅の南側から東に進むと
目の前に 住吉大社の参道が見えますが
その大通り(阪堺電車が走る道)の手前、
車で通り抜けるのは厳しいかな、という
細い道を左手(北)に進むと
右に折れる通の角の電柱に
「やろく」の文字。
この電柱の手前の角に
目的のお店がありました。
時間は11時10分くらい
お店の営業は11時半ですから
もうちょっと待たないといけませんね。
・・・
でも、のれんが下がっていますし
中にお客さんがいるような。
ひょっとして
もう営業されているのかしら
と お店の中をうかがっていると
後ろから来た2人組のお客さんが
中へ、ひょいと入っていきました。
中の店員さんが そのお客さんと私を見て
『いらっしゃいませ、三名様ですか?』
いえ、そちらのお二人と、私は別です。
二人組さんは テーブル席へ
私は1人なのでカウンター席へ案内されました。
名物のコロッケを組み合わせた定食がいくつかあるようですが
1番シンプルな、コロッケとライス・お味噌汁がセットの
「やろく定食」という物があるそうなので、それを注文。
あらためて お店の中を見渡してみると
・・・狸の置き物が多いですね。
信楽焼の それも かなり年季の入ったものが
厨房の手前の上にもずらり。
洋食屋さんのインテリアとしては珍しい・・・
と 狸などを眺めているうち 料理が到着。
メインの玉子コロッケに 一口サイズのミンチカツ?
付け合わせのキャベツ・ポテトサラダ・トマト
ごはんとお味噌汁。
さっそく、コロッケからいただきます。
玉子コロッケという名前から想像したのは
衣の付いたスコッチエッグ的なものでしたが
出て来たのは、大きなクリームコロッケ(本当に大きい)
箸を入れてみると サクッと 衣が割れて、
中から刻まれた茹で卵とクリーム
外はカリっとしていながら中はとてもなめらかで
海老がゴロリと出てきてびっくりします。
味は結構しっかりめで、添えられたケチャップソースは
付けなくても大丈夫なくらい。
この人気のコロッケ、お持ち帰り専門のお店が
駅の近くにできているようですが
やはり、ここで「揚げたて」がいただけて良かったです。
横のお客さんは
これまた大きなオムレツ(?)を注文されていて
卵のトロトロ加減といい、ソースのからみ具合といい
見るからにおいしそうでした。
次に来られたら あれを食べたいなあ。
ちなみに
レジの横には 「はったつさん」の日に授与される
初辰猫(招き猫)がずらりと並んでおります。
専用ケース(縦横6×8で48体納められるようになっている)の
ほとんどが埋まり、残りスペースは5体分。
これ、集められているんですよね?とうかがうと
『そうなんですー 今朝も行ってきましたー』
毎月1体、残り5体ですから 今年でぴったり48体ですね。
来年には中サイズの招福猫さんになっているはずです。
(初辰猫は小サイズを48体集めると中サイズ1体と交換してもらえる)
店内には 信楽焼たぬきさんが大勢おわしましたが
その狸の間に これまた骨董的な雰囲気のスピーカーが置かれ
そこから ジャズが流れておりました。
いい音がしているなあ、と思いつつ オーディオはどこだろう、と探すと
入口に近いレジの向こうにあり これが
CDでもレコードでもなく、テープです。
オーディオ機器の上の棚にも 大量のテープが並んでおります。
これは、かなり こだわりがありそう。
お会計の際、店員さんにうかがったら
やはり マスターのこだわりでー との事でした。
営業中は お忙しいので無理ですが
是非とも いろいろお話うががってみたかった。