お花見:雨宝院
昨年4月初旬に1度来ておりますが
その時は まだ1週間早かったな、という印象で
今年は 満開を狙って2度目の訪問。
南側の門の前に来てみると
小さな境内が 桃色です。
この境内の桜は ほとんどが
遅咲きで有名な「仁和寺のおたふく桜」と同種らしい「観音桜」
上を見上げると ふっくらした花がびっしりと空を覆い
時折吹く風で、花びらが雪のように舞い落ちて 地面に降りつもる。
紅枝垂れ桜もあって、これはこれで美しいですが
やはり このお寺の主役は 観音桜だと思います。
そういえば、ここには
「染殿の井」という井戸があるのでした。
良質の水は
染色に向いているということで
梨木神社の名水「染井」の水も
もとはといえば、
染物に使っていたのですよね。
飲めるなら飲んでみたいところですが
こちらは
『飲用ではありませんので』
との注意書きが付いておりましたので
さすがに止めておきました。
もう一つ
雨宝院の名物的桜が
「御衣黄(ぎょいこう)」という
黄緑色の桜 ↓
木屋町通沿いにある 元・立誠小学校の横にもありますが
どこでも見られるものではないので
これを目当てにやってくる花見客も多いようです。
ただ、この通り 黄緑の桜って『花』として認識しにくいため
来る人来る人、満開状態の御衣黄の木の横で
「御衣黄ってどこにありますか?」と尋ねておられました。