夜長堂:天満橋
「コドモノクニ」という大正~昭和初期に刊行された絵雑誌に載っていた
古賀春江さんの絵。
これを復刻させてB4サイズのペーパーで販売しているのが
【夜長堂】という名前の雑貨屋さんでした。
調べてみると、大阪市内 天満橋に実店舗があるようです。
「土曜日のみ」の「午後1時から5時」くらいまでの営業で
それも「不定期」という
基本 土曜日も仕事がある私にとって
訪問するには難易度が高いお店ですが
気になる、行ってみたい。
というわけで
年末、さすがに仕事もお休みに入った
12月最後の土曜日に初訪問。
天満橋駅から北へ、川を渡り
左(西)へ折れ、川沿いの道を進みます。
橋から3本目の道を右折(北)
松原動物病院のある通り。
タツタビルの2階にあるという事なので
「タツタビル」が見つかるかなあと思ったら
ビルの看板がすぐに目に入って無事到着。
建物に入って奥の階段を上ると
2階で最初に見える部屋が
【夜長堂】さんの店舗です。
この
『夜明けてます』の看板が
営業中の目印らしいです。
店内はこぢんまり
お店のご主人らしい女性と
もう1人の店員さんが
のんびりと迎えてくださいました。
全体に
『モダンJapan復刻』
がテーマとなっているようで
大正~昭和初期のデザインの物を
復刻デザインした紙類・布製品が中心。
こけしがお好きらしく
こけしデザインの品物が多く
食器やアクセサリーなどもあります。
二重ガーゼのハンカチを いいなあ、と思いつつ眺めていると
ふわ~っと、いい匂いがしている事に気付きました。
お香?らしき物は見当たりませんが と目線を上げて目に入ったのは
ダルマ柄のトイレットペーパー。
匂いの元はこれのようです。
その名もめでたげな「ふくのかみ」(
いいなあ、これ。
くすりと笑えるネーミングで
日持ちの心配が無くて
誰もが使えて、消えて無くなるものです。
店主さんに聞くと
やはりお歳暮などの贈答品として人気だとか。
というわけで
お師匠様へのお歳暮用に購入しました。
プレゼント用でしたら ラッピングしますよ
との事ですので
お願いしてみました。
プレゼントラッピングされた
トイレットペーパーって
そう見られるものではありません。
箱などに入れて
熨斗紙が巻かれたりするのかな
と思ったら
一個ずつフィルムで包装して
紅白の紐で蝶結びでした。
ついでに自分用にもお買い物。
『コドモノクニ』の絵のハンカチ
大正時代の羽織りの裏の柄のハンカチ
小鳥の絵のポストカード。
ついでに
自分用にも「ふくのかみ」をお買い上げ。
ちなみに
この ダルマ印トイレットペーパー
「つまらないもの」もありました。
(中身は同じです)
部屋に飾っておくと
白檀のいい香りがただよいます。
店主さんに
初めてのご来店ですか?と聞かれ
土曜日にも仕事があるので
年末 やっと来られましたー
と 話したところ
来年から もう少し営業曜日増やす予定ですので
是非またお越し下さいーと教えていただきました。