壬生寺(みぶでら)
弓道体験の予約時間まで まだ30分ほどありますが
それまで、どうしたものか。
壬生にいるのですから、壬生寺に行ってみようかなあ。
場所をきちんと覚えてはいませんが
確か弓道場からすぐ近く(北西)にあったはずです。
思った通り
その方向へ歩いていくと 途中に周辺地図がありまして
場所はすぐにわかりました。
仏光寺通と坊城通に面したところですね。
『壬生寺』という名前を聞いて連想するのは「新撰組」です。
(境内にお墓があると聞いた事があるくらいですが)
他は 特にこれがあるというような記憶が無く
小さいお寺の片隅に お墓があるのかなー
くらいのイメージで行ってみますと
何だか 思ったより大きな敷地を囲む塀の向こう側に
パゴダ?
(パゴダ:ミャンマー様式の仏塔)
みたいな物がにょっきり生えて見えるのですが
気のせいでしょうか。
ええと、間違えたわけではないですよね、と
お寺の正面らしき東側(坊城通り側)へ回ると
間違いなく 【壬生寺】の石碑が立ち
「壬生延命地蔵尊」の額がかかっております。
壬生寺ってこんなに大きかったの?
そして こんなに開けたお寺だったのですか。
ともあれ パゴダ(仏塔)の横にならぶ本堂に手を合わせ
あらためて 境内で異彩を放つ仏塔の前へ。
ちゃんと案内の看板が出ています。
『千体仏塔』
平成元年(1988年)の建立だそうですが
上に並ぶのは明治時代に京都各地から集められた
阿弥陀如来さま地蔵菩薩さま、ちょうど千体で
室町時代からというかなり古いものも安置されているようです。
今度は本堂の向かって右手へ。
【大念佛堂】(狂言堂)
あ、これが壬生狂言の舞台になるという。
『壬生狂言』の名前はよく聞きますし
一度観に行きたいなあと思っていましたが ここだったのですか。
その他にも
← 『水掛地蔵堂』という
江戸中期の石仏を祀ったお堂や
弁天堂・三福川稲荷堂・一夜天神堂
と
広い境内のあちらこちらに
お堂が並んでおりまして
有名な新撰組隊士のお墓(壬生塚)は
平成14年に再建したばかりの
阿弥陀堂の裏手(北)にある
池の中の島という
とても目立たない場所にありました。
壬生塚よりむしろ
池に浮かぶ
謎の金色の龍の方が
よっぽど目立っております。
(この龍は2カ月後、出所が判明)
創建は正歴2年(991年)と千年以上の歴史あるお寺ですが
残っている建物は 古くても江戸時代からのようですね。
一応、新撰組もののお土産もあり
そちらは
本堂向かって右手の寺務所↓ で見られるようです。
思ったより広くて見どころいっぱいだった壬生寺。
弓道の時間が迫ってきているので
ゆっくり見てまわれなかったのが残念です。