阿弥陀如来さま:善光寺本堂
大阪行きのバスに乗る前に、善光寺を参拝していきましょう。
駅の方からではなく 実家の方向から向かったので
お寺の東側から 善光寺境内へ。
ちょうど正午の到着となったので
現役で時報をしている
鐘楼の鐘が
打ち鳴らされておりました。
ちなみに この梵鐘は江戸時代鋳造の重要美術品。
平成10年の長野オリンピックの時
開会の合図として鳴らされたのも、この鐘だそうです。
さて
善光寺本堂。
ここに祀られているご本尊は
阿弥陀如来さまです。
そう、先日行ってきた
大阪はあみだ池筋の和光寺境内にある
『阿弥陀池』から引き上げられ
はるばる長野まで運ばれた、という
例の阿弥陀如来さま。
念のため
お寺の方に確認してみると
『ええ、大阪の
難波の川掘りから
本田善光(ほんだよしみつ)さんが
引き上げてここへ運んだという事です。』
よしみつさんの名前から
【善光寺】の名前が付いたのですよ、と
説明してくださいました。
現在は 内陣の向かってやや左側
龍の幕がかかっている場所の前にある
厨子の中に安置されているそうです。
秘仏扱いですので、
ここに安置されてから誰も見る事はできないとの事。
遠目に厨子を見てみると、思ったより小さなものだったので
中の阿弥陀如来さまも そんなに大きくはないようです。
あの中に収まる大きさの仏像なら
背負って運ぶこともできるだろうな、と納得。
1400年以上も前に
大阪から信州まで、はるばる運ばれてここに
と思うと なかなかに感慨深いです。
そして
地元の人間で 長年お参りもしてきているのに
ご本尊にまつわる こういう話を全然聞いたことがなかった
というのも 不思議。