粟おこし:あみだ池大黒
たこ焼き・お好み焼きのイメージですが
商人の町として栄えた それなり歴史のある土地ですので
和菓子屋さん・味噌屋さんなど
100年を超える老舗が そこそこあります。
そういう老舗の中で、ずっと食べたいなあと思っていたのが
【あみだ池 大黒】さんの、粟おこし。
もとは 江戸時代半ば(文化2年:1805年)
千石船の底にたまる余剰米を利用して「おこし」を作り販売を始めた
200年ほどの歴史あるお菓子屋さんです。
しっとりとした餡子も大好きですが
ポン菓子とか グラノーラとか
さくさく、かりかり食感のお菓子も好きな私
「おこし」という 米と砂糖だけの素朴なお菓子で
200年も続いてきたお店のものなら
さぞかし 美味しいのであろうと気になっておりました。
ただし老舗の常として
ここ、日曜日が定休日です。
平日に来られる日を考えて
ここまで足をのばせるのは、10月以降かなあ
と思っていたある日
8月最後の日曜日に仕事で梅田まで出ることになり
なんとなく お店のHPを見てみたら
『8月は 休まず営業いたします』のお知らせが。
やった!仕事のついでに寄って行ける!
と 小躍りしまして 初訪問とあいなりました。
時間短縮のため、四ツ橋駅までは地下鉄利用
お店の名前にある「あみだ池」筋まで歩き
和光寺(あみだ池があるお寺)の
斜め向かいにある細い道に入っていくと
「粟おこし」の ノボリが立つ
コンクリート製の蔵のような建物を発見。
お店に入ると 他にお客さんは無く店員さんが1人
すぐに『大阪のお土産としての売れ筋詰め合わせ』や
新商品について 教えてくださいました。
1番の新商品は おこしではなく ソフトクッキーらしいのですが
(バナナ味を試食させていただいた)
やはり、基本の基本、
『粟おこし』と『岩おこし』を
1包ずつ買いました。
それぞれ10枚入り(小)
648円(税込)
変わり種として見つけた
『メランジェ』(洋風おこし)は
12種類全部を1個ずつ
セットにしたパックを見つけ
これもお買い上げ。
全部一個ずつ試せるって
嬉しいです。
ちなみに このメランジェ
カラフルな包がかわいいですが
小袋にはフレーバーの名前が表示されていないので
食べる前に、同封されていた紙を見て確認しないと
何のフレーバーかわかりません。
中央上から時計回りに
ストロベリーマスカルポーネ
ブルーベリーショコラ
ラズベリーショコラ
オレンジショコラ
ミルクチョコプラリネ
カフェオレ
ビターキャラメル
セサミショコラ
抹茶ラテ
ミックスナッツ
きなこショコラ
ロイヤルミルクティー
粟おこしは この後
仕事の合間の非常食となりました。
(お昼を食べに行く時間が無くなった)
ごまかしのきかない素材そのものの
シンプルなお菓子ですので
しみじみ、おいしい。
ただし結構かたいので
そのままかじりつくのは止めた方が良いです。
自宅に帰ってから袋を確認すると
『波の詩』という
薄型抹茶おこしが入っていました。
お店の人が黙っておまけとして
入れてくださっていたらしい。