井筒法衣店
風俗博物館を見学し終えて
エレベーターで一階に下りてまいりました。
エレベーターの扉が開くと その前が
法衣を扱うお店のスペースになっておりまして
何しろ物珍しいので
立ち止って、まじまじと眺めてしまいます。
関係者以外の人は 入っていっては駄目なんだろうな
と思うので
売り場スペースには入らずに見ていたところ
社員さんが気付かれまして
『よかったら、どうぞ ごらんになってください』
いいんですか?
というわけで
写真は一切撮りませんが
見学させていただきました。
奥には いろいろな黒い法衣が並び
間違いなくお坊さんであろう方が
社員さんと 何やら相談中。
手前には
お寺の天井から下がっている巨大な飾りもの(天蓋:てんがい)や
お供え物のタワー
お鈴(チーンではなくゴーンと鳴るサイズ)
豪華な織の袈裟
仏壇・賽銭箱・仏像・数珠・扇子などなどなど
寺社仏閣巡りもお散歩コースの私
わりと見慣れた品々ですが
お値段は知らなかった。
例えば お坊さんが身につける袈裟は
いくら安くても30万円は下らないそうで
展示されている西陣織と思われる豪華な袈裟は
「一生物」のお値段です。
『菊輪灯』という金箔をほどこされた
シャンデリアみたいな装飾品は 1対でピアノや車が買えるお値段
お供え物の塔が 本物のお干菓子を張りつけたものだと1対7000円くらいだけど
傷む心配のない木製のものだと その何倍もするとか
未知の世界が覗けて 興味深かったです。
ちなみに
一般の人が ここで気軽に買えるのは たぶん
「おりんちゃん」という
西本願寺門前町マスコットキャラクターグッズ(2011年誕生)
ボールペンとかストラップがあります。