水無月:松寿軒
建仁寺・戎神社の前を通って松原通へ。
ここを右に折れればすぐ【松寿軒】さんです。
松寿軒さんは 日曜・月曜が定休日のはずなのですが
今年の6月30日、夏越の祓の日は月曜日。
定休日とはいえ、水無月を正式にいただくこの日
さすがに 営業されるのではないかなあ
と思い、確認してから 当日行こうかと思っていましたが
どのみち そんな日はお忙しい事でしょうからと
結局2日早く(予約して)受け取りにまいりました。
この時期、やはり水無月は
どんどん売れていくのか
店頭のカウンターの上には
白の水無月が一個だけ。
後ろの箱の中には
まだ残っているようですが
やはり予約しておいてよかったです。
水無月は
白と黒糖の2種類で
どちらも一つ180円。
持参の箱に入れていただき
お会計を済ませた後は
おかみさんと雑談です。
電話予約の際
「お名前が珍しくて なかなかわからなかった」というところから
松寿軒さん自身の名字「田治(たじ)」も
これまた 漢字は珍しくないけれど
名前としては珍しいので 電話だとよく間違われます
という話になりました。(谷さんと思われてしまうらしい)
もともと石川県の 宮大工さんの家系だそうで
東本願寺の工事の際に京都へ出てこられたのだそうな。
京都でお店を開いたのは昭和ですが
向こう(石川)からの分も数えると『現在のご主人で39代目』とのこと。
次の息子さんで、40代ですね。すごいなあ。
さて
お持ち帰りした水無月。
餡子のおいしい 松寿軒さんです。
小豆の粒が ふっくらつやつやと美しい。
思ったとおり、小豆部分がおいしいです。
粒ごとおいしさが生きている感じ。
そしてシンプルな白はもちろんおいしかったのですが
黒糖。これが 予想外に美味しかった。
黒糖独特のくどさが無くて
風味の良さが 良い感じに生きております。
今年 水無月は白ぱかり買って食べていましたが
黒糖もいいなあ、と思えるお味。
七月には また あんころ餅を買いに伺いたいです。