宿院頓宮 :堺
京都ではいろいろお祭がある日だったのですが
本日は 堺へお勉強(研修)に。
用事はお昼をまわったくらいで終了
せっかくここまで来たのですから
【かん袋】さんで くるみ餅は食べて帰らないとね、と
梅雨入り前の炎天下、てくてく歩いてまいりました。
堺も3度目ですので
地図を見なくとも だいたい方向はわかります。
前回は 堺東駅から南へ進んでから
海側(西)へ曲がる、というルートを取りましたが
今回は 先に海側へ進んでから南下というコースで。
道幅が広い
堺市内のメインストリート
フェニックス通り。
何故、日本の道の名前が
『フェニックス』なのだろうかと
疑問に思っていたのですが
どうやら、道の真ん中に植えられている
ヤシの木が「フェニックス」らしいです。
(別名:カナリーヤシ)
なるほど
松林があるから
「松原通」と呼ぶようなものでしたか。
この道を海側へ進んでいきますと
左手に神社らしきものが。
宿院頓宮(しゅくいんとんぐう)、とあります。
説明書きを読むと、
どうやら住吉大社の御旅所らしい。
住吉大社、
一度はお参りしたいのですが
今日はそこまで回っていられません。
こうして御旅所の前に来たのも
何かのご縁。
せっかくですから
お参りしていこうと 境内へ。
中には 飯匙堀(いいがいぼり)という
どんなに雨が降っても水がたまらない
不思議な堀があるそうです。
これが本殿。
しかし 堀が見当たりません。
以外に境内が狭く この前は 公園になっています。
ここに何故だかうさぎの群像が。
これから餅をつくのか 杵(きね)をかかげた兎さんを中心に
その周りを ぐるりと白兎が取り囲むという
何とも不思議な意匠。
(後で調べたら 兎は住吉さんのシンボル的動物だそうです)
あれ?と思いつつ公園を進むと 小さな鳥居を発見
飯匙堀、ここですか。
鳥居の中に また鳥居。
柵で囲われた、
周囲より一段低い場所があり
ここが飯匙堀らしいです。
堀の中央には
注連縄が張られた岩が一つ。
この場所には
海幸・山幸の伝説に登場する
潮干珠(しおひるたま)が埋められており
そのため、どんなに雨が降っても水がたまらない、との事。
子供の頃に読んだ昔話『海幸・山幸』
まさか、こんな所で
お話の中の不思議モノと出合えるとは。