京都御所春の一般公開 その4
見学できる中で 一番北側
(御所敷地内では中央の位置)
御常(おつね)御殿と、御内庭(ごないてい)
御内庭もまた、緑たっぷりのお庭です。
聴雪・御涼所など
小さいながら季節を楽しむような建物が集まったエリア。
こちらは 歩きまわれるスペースがあまり無いところへ持って来て
御常御殿には 等身大の人形が平安装束を着て展示されているため
見学者が一か所に押し寄せる形になり
一番混みあっておりました。
ちなみに
平安時代なら 先ほどの『清涼殿』が日常生活の場ですが
時代が下って室町時代からは こちらの『御常御殿』が
日常のお住まいとして使用されたという事です。
確かに、位置的にも
これだけ奥まった場所の方が落ち着きそう。
御常御殿
一番北端の部屋の前。
小袿(こうちぎ)を着た
女房姿の人形が二体
部屋の外に控えて座っています。
部屋の中に座っているのは
十二単姿の皇后さまで
帝とお酒を召し上がっている
という設定らしい。
もう一体のお人形は 束帯姿の男性。
この御常御殿の南を抜けて
御三間と御学問所(それぞれ杉戸絵を展示)
の間を通り抜けたところで見学終了です。
御所見学を終えて、出口へ。
一般公開は四月中旬という時期なので、
左近の桜も庭園の桜も散ってしまって
今見られるのは やはり八重桜だけです。
お庭の桜を見たかったら、これは一般公開ではなく
個人的に見学申し込みをして、という事。
いつか、いい季節を狙って来たいものです。
出口の【清所門】
清所門を出て しばし休憩。
この後どうしましょうね?と話しつつ
西の烏丸通りへ出ようとしたら
こちらには
鼓月・三条若狭屋・豆富・大安などなど
京都名物のいろいろなお店が
『御所公開』にあやかって
お土産を販売するエリアになっておりました。
八つ橋・和菓子・お茶・お酒
いろいろ試食できて、楽しい。
嬉しかったのは
鼓月さんの千寿せんべい
新製品の試食ができたこと。
新製品の姫千寿せんべいは
バラ売りしていないので
なかなか買えずにいたのです。
で 結局 今回の御所見学で買ったお土産は
菊の御紋入りふくさ。
一番実用的に使えそう
という基準で選びました。