メレンゲ: トラットリア セッテ
ハイアットリージェンシー京都の2階にある
【トラットリアセッテ】のペストリーブティックに寄って
買おうと思っていたお菓子がありました。
『メレンゲ』という名前のそのお菓子は
笑っちゃうくらい 大きなメレンゲの中に
空気のようにふわりと軽いクリームが詰まった
とても繊細なものらしい。
あまりに繊細で、量を作れないがため
お店に出る数は少なく、すぐ売れ切れるという噂でしたが
豊国廟へ行くのは平日だったので
そんなに人が来ることはないし、大丈夫でしょう
と 帰りに寄ったら
「つい先ほど 最後の一個が売れてしまいました」
次に来る時は、絶対 予約を入れておこうと心に決め
この度、草津でのお仕事で京都駅を通過するため
途中下車して寄る事にいたしました。
というわけで、4日前にお店へ電話。
メレンゲの種類は
塩キャラメル・ラズベリー・ほうじ茶
の 3種があるそうで、全部試してみたいところですが
そんなに日持ちしなさそうですし
自分が おいしく食べられる量を考えまして
塩キャラメルとラズベリーの2個で お取り置きをお願いしました。
京都駅より せっせと歩いて
七条大橋を渡り
トラットリア セッテに到着。
お店の方に
メレンゲのお取り置きを
お願いしていた事を伝えます。
カウンター後ろに紙袋があったので
あの中のどれかかな、と思いきや
お店の方は
「少々お待ちください」と
お店の奥の別室の方へ。
やがて、2つの紙箱を持って
戻ってこられました。
1つにつき、1個ずつ箱詰めとは
本当に箱入り娘。
さぞかし繊細なお菓子なのであろうと
振り回したりぶつけたりしないよう
そ~っと お持ち帰りいたしました。
帰宅して後、開封。
直径9cmくらいの
ぽっかりと 丸いメレンゲ。
あっけらかんとした姿が
あまりに平和で笑えます。
どれも、お一つ300円(税込)
裏返してみると
底の一部を丸くきれいにくり抜いて外し
ここからクリームを詰めて、外したメレンゲ生地で閉じる
という、大変 繊細な作業をされた痕が。
そおっと持たないと すぐ「メリッ」とつぶれてしまうくらい
薄く繊細なメレンゲに、よくこんな手の込んだことを…
と 感心します。
メレンゲ (ラズベリー)
ナイフを入れると
思ったより すっと刃が入り、
きれいにカットできました。
メレンゲいっぱいに入った
たっぷりの生クリーム。
このラズベリー生クリーム、
メレンゲに負けない空気のような軽やかさで
全然、お腹にもたれません。
ラズベリーのさっぱりした
甘酸っぱさがおいしい。
メレンゲ (塩キャラメル)
やはり、クリームは とっても軽いですが
ラズベリーに比べると キャラメルのコクがあり
食感的にも、ちょっと しっかりめ。
どちらも、本当に『空気のお菓子』を食べているようで
(大きさは中華まんくらいあるのに 重さは60gしかない)
あの『箱入り娘』っぷりも 納得です。
今回、お持ち帰り用に活躍した
ブロードハーストの保冷バッグ。
メレンゲは箱で渡されると知っていたので
単純に「マチが大きいこれなら、収まりがよいかな」と選んだのですが
実際、サイズもちょうど良ければ
メレンゲが『要冷蔵』のお菓子であったので(生クリームですしね)
お持ち帰りにぴったりでした。
メレンゲのお日持ちは当日限り。
3種類買いたい、とは思ったものの
一気に食べても おいしくないかなあと自制しました。
おいしく食べられるのは やはり1度に一つずつ、だと思います。
軽いお菓子なので、時間を置けば 2つ食べられるけど
一度にはちょっとね…。そして3つは止めた方がいいです。
残る「ほうじ茶」 後日、ちゃんと食べました。