老松 :開運堂(本店)
こちらで有名な代表的菓子が
『開運老松』と『真味糖(しんみとう)』。
『真味糖』は、その非常な甘さで有名になった
胡桃入りのお干菓子。
和風タフィーとも言われていて
お茶なしには食べられない お菓子です。
『老松』は、シナモンの効いた小豆を使った棹菓子で
その松の幹のような見た目から命名された名前らしい。
長野市内のデパ地下でも買える
贈答用に良い感じの和菓子なのです。
真味糖はいただいて食べたことがありますが、
『老松』は食べたことがありません。
長野市内のデパ地下で買えるという事を最近まで知らず
知ったけれど、あまりに長く「憧れ」ていたので
どうせ買うなら本店に行って 他にもいろいろ見てみたい
という変なこだわり故、
そのまま 機会をうかがって 我慢してきました。
この度 松本に寄る事を決め
(というか この和菓子のために松本に決めたとも言える)
めでたく、本店 初訪問です。
京都の古い和菓子屋さんのように
こぢんまりしたお店を想像していましたら
どーんと大きな
ものすごく近代的な建物でびっくり。
当初の目的「開運老松」の他にも
たくさんお菓子があるので
もう一種類くらい買おうかなー
と カウンターをぐるぐる。
和菓子だけではなく
洋菓子もあり、
生ケーキもあるのです。
結局 「開運老松」と
日持ちしないけれど おいしいという噂の
『松本牧場』(一口サイズ チーズケーキ)を購入。
この他
真味糖「生」という物を見つけ
干菓子のものと、どう違うのか 試してみたかったのですが
1個からのバラ売りがないので(乾燥を防ぐためらしいです)
今回は諦めました。
干菓子なら25日持ちますけれど 生は10日だそうですし
何しろ甘いので。一人で5本食べる自信が無かった…
松本牧場(一口チーズケーキ)
お店を出てすぐ、パクっと食べてしまいました。
和菓子屋さんで洋菓子?と思ったけれど
さすがの美味しさ。
日持ちするなら 大量に買ってお持ち帰りしたい。
本格的においしいチーズケーキです。
ちなみに 本店には日本でここだけという
『ソフトクリームロボット』があります。
日替わりで、いろんな種類のソフトクリームが食べられるとのこと。
チーズケーキが美味しかったから、
同じ乳製品のソフトもおいしいだろうな、と食べてみることに。
300円を払うと、
「開運堂」の名前が刻印された
ロボット専用のコインをもらえます。
これを投入口に入れ
注文画面からサイズを指定。
普通サイズでも
大盛りサイズでも値段は一緒です。
本日のフレーバーはカフェモカ。
大盛りサイズを注文しましたが
思ったよりさっぱりしていたので 余裕で食べきれました。
しかし、これを帰りの電車に乗る直前に買ったので
お店で食べていたら乗り遅れる、と
ソフト片手に駅へダッシュ。
時間に余裕が無い時は やめましょう。
お持ち帰りした「開運老松」
1棹 1050円。
(未開封でのお日持ちは1ヶ月)
創業八十周年記念に創作された
というのが 1964年ですから
来年でちょうど50年ですね。
老松誕生50周年記念という事で
何か企画されるかもしれません。
さてパッケージを開けてみますと
ひびの入った外観と松の実が
『老松』の幹のような風情。
切り分けようとすると
びっくりするくらい柔らかいです。
口に入れるとするりと溶けていくなめらかさ
シナモンの風味がふんわり
こしあんも上品な甘さで
この価格でこの味はすごいわ、
と感動しました。