ミニ羊羹 5種:とらや
その中に、ミニ羊羹のシリーズがひとそろい。
はちみつ 新緑(緑茶) おもかげ(黒砂糖) 紅茶 夜の梅
(1個50g入り 210円・日持ち 1年)
いずれ 全種類食べようとは思っていましたが
買わずに済んじゃいました。
というわけで ほくほくして
毎日、1種類ずつ お抹茶と一緒にいただいております。
まずは 紅茶から。
赤っぽいのかと思ったら
むしろ珈琲より黒っぽいです。
食べてみると
甘過ぎず、ほどよい紅茶の味。
紅茶の味、というと
アールグレイなどの
『いかにも紅茶』な味を思い浮かべますが
とらやさんの羊羹って
確かにその風味なんだけど
「いかにも」という主張が強くなく
羊羹ならではの もとの味と食感を
絶対に殺してしまわない
絶妙なバランスなのです。
だから、紅茶なのに 煎茶と合わせて違和感なし。
このシリーズの中では比較的新しい味のようです。
(2011年4月から発売)
新緑(抹茶入羊羹)
よくある抹茶の洋菓子みたいな濃さはなく
ふうわりと ほのかに
さわやかなお茶の味。
お抹茶と一緒に食べたせいか
抹茶というよりお煎茶の羊羹
という感じです。
お抹茶と羊羹と交互にいただくと
わけがわからなくなりそうなので
羊羹だけ先にいただいて
それからお抹茶。
はちみつ
黄色というかオレンジ色の羊羹。
知らなければ「柿かな?」
と思うくらいの甘さです。
でも
最後の最後に
独特の風味が押し寄せて
ああ、はちみつだー と納得。
レンゲやアカシアではなく
クローバーはちみつとのことで
言われてみれば
独特の青っぽさとコクがあります。
おもかげ(黒砂糖入羊羹)
食べたとたんに
黒砂糖のかけらを口に入れた時の
あのコクのある甘さが広がります。
このシリーズの中では
一番気取らない味の羊羹。
夜の梅(小倉羊羹)
材料は 小豆・砂糖・寒天 、純粋な羊羹です。
小豆の粒が入っているので
切り口に見えるその粒を
『夜の闇に浮かぶ 白梅の花』に見立てて「夜の梅」。
もっとも これは『ミニ羊羹』ですので
あまりたくさん粒が入りません。
『花に見える断面』を探って 何か所かカットしなおしました。
いろいろな種類を食べま比べしたが
やはり正統な羊羹のおいしさで
小倉羊羹が一番おいしい、と思いました。
まるまる一棹で買うなら、夜の梅。
これで全種制覇、と思いきや
小型羊羹では作られていない「阿波の風」
(徳島産和三盆糖使用、中型羊羹でのみの扱い)
空港限定の「空の旅」
紅色の練羊羹。考案されたのは昭和26年(1951年)だそうですが
現在の店頭販売は 成田空港・羽田空港のみ(2011年4月~)
阿波の風は 中棹を一本買ってみてもいいかなあ。
空の旅は… さすがに そのために飛行機は乗りませんよねえ。
まあ近くに寄る機会があれば、と。