釣鐘まんじゅう:総本家釣鐘屋
必ず行こうと決めていた【釣鐘屋】さん。
『釣鐘まんじゅう』という
こし餡入りカステラ饅頭が看板商品でして
大阪のデパ地下でも 見かけるのですが
ずっと『本店で買う!』と決めて見送ってきたお菓子。
お店があるのは四天王寺の南西側
お店の入口の上には
『釣鐘』が下がっております。
窓枠も釣鐘型。
明治33(1900)年創業という【釣鐘屋】さん
『釣鐘まんじゅう』の釣鐘は、四天王寺の梵鐘を模ったものらしい。
他にも「釣鐘カステラ」「釣鐘玉子せんべい」「五重塔玉子せんべい」と
四天王寺に由来するお菓子を販売しています。
ある本に この釣鐘屋さんの代表菓子として、
『芭蕉』というバナナの形のお菓子もあると載っていて
何故、いきなり『バナナ』なのだろうと思っていたのですが
店頭には
「当店では バナナ・芭蕉 という菓子は扱っておりません」
という張り紙が。
あれ?違う?
さらには
「当店の釣鐘まんじゅうは、本店と四天王寺境内以外での販売はありません」
じゃあ、デパ地下にある『釣鐘まんじゅう』のお店は?
と 思ったら
あれは、違う会社なのだそうです。
釣鐘まんじゅうは 一つから買えるので
4つ、お願いして袋に詰めていただきました。
個別包装はしていないので
数を伝えると、箱から袋へひょいひょい、と移して渡してくださいます。
お店で焼かれた「釣鐘まんじゅう」
生地の味や食感は、想像していたのと違い
しっかり、味わい深い感じです。
デパ地下に入っている
【総本家 釣鐘屋本舗】さん。
上記の釣鐘屋さんと同じく
創業明治33年というこちらは
通天閣の近くに本店があるそうです。
食べてみると、
確かに全然違う味。
もみじ饅頭よりは
食べ応えがありますが
漉し餡もカステラ生地も
まろやかというか
なめらかですね。
どちらが好きかは人によるでしょうけれど、
私は 四天王寺の釣鐘屋さんの方が好みでした。
創業の年はどちらのお店も同じ 明治33年。
つまり、どちらも釣鐘が奉納された年に記念に作り始めたという事ですよね。
HPを見ると、門前で売り出したのが始まりと書いてあったので
昔は天王寺の方にお店があったのかも、と思いました。
浪速区の本店へ行く事があれば、直接お店の方に聞いてみよう
と思っています。