すみれのアイスクリーム
【デメル】の『すみれの砂糖漬け』
一度はゼリーに 一度は焼き菓子に使いましたが
まだまだ残っています。
ゼリーはもういいなあ。
焼き菓子も、なんとなく気分じゃない。
お酒に入れていただくのがおすすめらしいけれど
今、白ワインとか無いですし
ビール(いただきもの)は駄目でしょう…
と悩んでいたところ あるレシピを発見。
詩人のジャン・コクトー(1889-1963)は
『美味しいものをちょっとだけ食べる主義』だったそうですが
友人だった料理人 レイモン・オリヴィエさんは
コクトーを喜ばせる料理を作ることに『やり甲斐』を感じ
いろいろ作って、それを記録していたそうです。
そのレシピの中に
「甘いものはあまり食べなかったコクトー」が
これは食べた、というデザート
「すみれのアイスクリーム」がありました。
それによりますと
『ラズベリージャムを器の底に敷き
ヴァニラアイスクリームを盛って
その上にすみれの砂糖漬けを添える』と。
おお、こんなところに「すみれの砂糖漬け」の出番が。
レシピにはアイスクリームの作り方から載っていましたが
ラズベリージャムとアイスを買えば
あとは盛り付けるだけですよね、簡単だ♪
ポイントは、
強烈なお味のすみれの砂糖漬けと
アイスとの
『合わせておいしく感じられる割合』
とみました。
まずは ラズベリージャムと
バニラアイスクリームを用意。
器の底にラズベリージャムを敷き、
アイスを盛って
上にすみれの砂糖漬け。
完成です。
食べてみると
ラズベリージャムが多すぎた?
混ぜてしまうと
すみれの砂糖漬けは
味も香りもあまり感じません。
そういう意味では
砂糖漬けを消費しやすいお菓子ですが
それでは あまり
使っている意味がないような。
とうわけで
もっと美味しくいただくべく、2回目。
ジャムの量を減らして
すみれの砂糖漬けは
細かく砕いて混ぜる形に。
良い感じです。
冷たさと、乳脂肪のおかげか
すみれ独特の匂いのきつさが無くなり
ほどよく香りと甘さを楽しめます。
これなら
少々多めに砂糖漬けを入れても大丈夫。
砂糖漬けは コリコリとして
金平糖のような食感も楽しめます。
【ポイント】
ラズベリージャムは、すみれの砂糖漬独特のきつさを和らげる効果あるので
必要だけど控えめに使う。
すみれの砂糖漬は 乗せるだけではなく、砕いて混ぜる。
(溶けてなじんだりしないので、そのままだとゴロゴロします)
アイスクリームは ミルキーなものより、さっぱりめがおいしい。
ラクトアイスは ×。