岩上通の岩上神社
旧店舗があった通は 『岩上(いわがみ)通』といいまして
堀川通より一本西の 細い細い道です。
京都で目的の場所を探す際
通りの名前を覚えていくのは基本ですが
烏丸通り や河原町通のような広い通はともかく
南北に走る細い通りは
長年京都へ通う私も、いまだ覚えきれず。
なにしろ
二条城など 南北の道を分断する建造物がある場合
分断された後
【そこから先の通が切れてしまう】
【その延長線上にあるにもかかわらず名前が変わる】
という事が起こるため
よけい 覚えにくいのです。
で
『岩上通ってどこ?』と探してみたところ
堀川通の一本西側とわかったものの
案の定 『二条城の南側のみ』の名称で
二条城から北になると 葭屋町(よしやまち)通
と名称が変わっておりました。
先日 京都掛札さんを訪問して、この旧店舗が移転していたため
じゃあ、三条商店街をお散歩しよう、と
四条から三条へ向かって北上していたところ
この通(住宅街の中)に 神社の鳥居らしきものが。
【岩上宮】
通りと同じ名前ですねえ。
という事は、
この「岩上」という名前の神社から
この通りの名前が付いた?
よく見ると、神社の立て札には
【中山神社】とも書かれています。
そういえば
住宅街の中に いきなり
大岩を祀った神社がある
という話を聞いたことがあるのだけど
ひょっとして ここかなあ。
しかし帰宅後、調べてみると
岩上神社、では
この神社の位置が出てきません。
『岩上神社』で調べると
「上京区、上立売通浄福寺東入る」の
岩上神社の名前があがってきます。
あれ?
岩上通とは あまりに離れた位置。
よくよく調べなおしてみると
もともとの岩上神社は内裏の近くにあり
江戸時代初期に 今の中山神社(岩上宮)の位置
(岩上通六角下る)へ移転
さらには 大岩のみ
今の【岩上神社】(浄福寺通)へ
遷されたのだそうで。
あちこち動きまわらされた、「大岩」
ちょっと見てみたくなりましたので
そのうち こちらの神社も訪問しようと思います。