風呂敷屋さん: 京都 掛札
木綿風呂敷のお店、【京都 掛札】さん。
『移転先は知恩院の前』ということですので
さっそく付近を探してみます。
知恩院の総門を出て そのまままっすぐ(西方向)
道幅の広い東大路通に出て
そこから北へ目をむけると
字体は違いますが
大宮にある旧・堀川店同様
『風呂敷いろいろ 京都 掛札』の看板が。
新店舗・知恩院前店 大宮の旧・堀川店
しかし
お店の雰囲気は かなり違って
外から見ると、
風呂敷屋さんというより
洋服屋さんのようです。
大きなガラス張りの
ショウウインドウから
中をうかがうと
ずらりと吊り下げられた
色とりどりの風呂敷。
【永楽屋】さん
(約400年続く織物店。
やはり風呂敷・手ぬぐいを扱ってます)
のように、
たたまれた商品が棚に並べられている状態
を想像していたので
ちょっと びっくり。
吊り下げられた風呂敷は 既に『風呂敷バッグ』の形に結ばれているので
いちいち とっかえひっかえ 広げて戻して、という手間なく
すぐに肩に掛けて、鏡でバランスなどを見て選べるのは便利。
実際に使った時の雰囲気がよくわかります。
基本、商品は 『同じ大きさの木綿風呂敷』。
柄や色が違っても 全て5460円(税込み)。
インターネットでも購入できますが
店頭でしか買えない品もあるそうです。
バッグとして使うつもりなので
自分の持っている服への色映りなどを考えつつ
「麻の葉」と「蝶」の柄で悩んで
結局、茶系の蝶の柄に。
カウンターにいらした店員さんは
後で確認したら どうやら掛札の三代目ご主人
(想像していたよりとてもお若いので
最初てっきりアルバイトかと思っていました)
実際の包み方、バッグとしての結び方を
丁寧に説明してくださいました。
ちなみに
こんなに ピカピカ現代風のお店で
インターネットにHPを持って通販もしていますが
カードのお取り扱いはなく、お支払いは現金のみ。
ちなみに
どうして こちらに移転されたのですか?
と伺ってみたところ
「旧店舗は 二条城に近く、アクセスは不便でないものの
場所がわかりにくい
というお客様があまりに多かったので・・・」
とのこと。
確かに、京都を歩きなれている私でも
「ここでいいのかなあ」と思いつつ見つけたものです。
こちらだと、
駅からの距離は 旧店舗時代とそう変わらないものの
知恩院や 他のお店もいろいろあり
広い通りに面している分、はるかに見つけやすくなりました。
ただ、「風呂敷屋さん」というイメージではない店舗なので
『何の店なんだろう?』と
不思議そうに覗き込まれる事が増えたと。
すぐ近く(というか ほぼ隣です)には 帆布の鞄の店【一澤信三郎】さん
道路を挟んで向こう側には デニッシュ食パンの【ボロニヤ】さんの新しい本店
知恩院前、
物欲を刺激するエリアになっております。