残暑のお散歩その1 :円山公園~知恩院
それでも なるべく涼しいうちに。
というわけで
10時台に 河原町へ到着です。
まずは知恩院ですが
交通量の多い東大路は避けていきたいので
八坂神社の奥(東側)にある 円山公園を抜けていくことに。
枝垂桜(しだれざくら)で有名な円山公園ですが
8月ですので、桜はもちろん 花らしい花の姿は無く
閑散としております。
青々と元気に葉っぱを茂らせた 枝垂桜。
桜の時期には 儚げな印象のこの木も
今の季節は「あ、けっこう元気なんだな」と。
ここで力を蓄えておかないと、来年たくさんの花を付けられない。
この枝垂桜のすぐ近く(西)にある
ラヂオ塔。
以前から これは何なんだろう
と気になっていたのですが
昭和7年
NNK京都放送局開局の際
『公衆用聴取施設』として
設置されたものらしい。
現在はウンともスンともいいませんが
本来、ちゃんとここから
ラジオ放送が流れていたのです。
ここから北へ抜けていくと
知恩院の三門の前へ。
立派な三門
その向こうに続く石段と
緑が 涼しげです。
門の下から眺める分には。
…この石段、登ると暑くなるでしょうねえ。
と言って 素通りするのも何だかね。
ご挨拶はしておかないと
と 登ってきました。
現在改修工事中の御影堂。
完成は平成30年らしい。
まだここの「七不思議」を見たことが無いので
寄っていきたいところですが
今入っても、この工事で全部は見られないかも。
(たぶん『忘れ傘』が無理。)
とりあえず、この後 南禅寺へも行くことですし
こちらは次の機会に。
知恩院の三門前の道は
『神宮道』
つまり、平安神宮へまっすぐ向かう道となっております。
車は少なく、緑は多く 日陰もあって
気持ちよく歩ける、お散歩好きには嬉しい道。
平安神宮の巨大な鳥居の前
仁王門通まで来たら
疎水沿いに東へ。
南禅寺はすぐそこです。
知恩院の七不思議
鴬張りの廊下 : 御影堂から集会室・大方丈等へのびる廊下
白木の棺 : 三門楼上。三門を造った大工さん夫妻の菩提を弔うもの。
忘れ傘 :御影堂 正面の軒裏。骨だけになった傘がある。
抜け雀 :大方丈の菊の間の襖絵。絵の雀が飛び去ってしまったといいます。
三方正面真向の猫:大方丈廊下の絵の猫。
八方睨みの龍のごとく どこから見てもこちらを見ているように見える。
大杓子 :大方丈入口の梁の上にある 大きな杓子。
瓜生石 :黒門への上り口にある大きな石