人気ブログランキング | 話題のタグを見る

おでかけ計画
by my-pavane
カテゴリ
全体
京都
大阪
神戸
奈良
長野
滋賀
その他
お家で
お散歩計画
未分類
最新の記事
お散歩計画
at 2020-11-21 08:01
飲茶セット:翡翠苑(ホテル日..
at 2020-11-19 06:28
大宮(からくり弓道体験場)~烏丸
at 2020-11-18 06:18
お火焚き饅頭と葡萄大島:仏光..
at 2020-11-17 06:58
草履で歩くよ お散歩計画
at 2020-11-16 06:48
最新のコメント
> gastrologe..
by my-pavane at 08:09
六角店はちゃんと店内に各..
by gastrologer3 at 20:53
> yuniさん こん..
by my-pavane at 21:30
お邪魔します。私もここの..
by yuni at 17:37
> sarasaさん ..
by my-pavane at 13:29
滋賀県が発祥の地らしいで..
by sarasa at 01:10
> TheWayIam2..
by my-pavane at 10:50
ネタですね。。。。。。(..
by TheWayIam2 at 23:30
> 大食倶楽部さん 私..
by my-pavane at 09:42
基本的に多店舗経営の味を..
by 大食倶楽部 at 08:42
タグ
(588)
(545)
(330)
(238)
(123)
(123)
(99)
(78)
(74)
(66)
(62)
(52)
(48)
(35)
(34)
(30)
(27)
(24)
(18)
(18)
フォロー中のブログ
記事ランキング
以前の記事
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2008年 12月
2008年 08月
2008年 04月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2006年 06月
2004年 04月
2001年 12月
2001年 11月
2001年 10月
2001年 07月
2001年 03月
2001年 02月
2001年 01月
検索
ファン
メモ帳
その他のジャンル
ブログジャンル
旅行・お出かけ
画像一覧

吉例顔見世興行:先斗町歌舞練場

京都南座で毎年12月に行われる
京都の風物詩的歌舞伎公演「顔見世興行」
一度は観てみたいなーと思いつつも
師走でバタバタしている中
チケットを買う方法もお値段もよく知らず
予定も合うかどうかわからないので
毎年 見送りになっておりました。

が ある日突然友人からメールで
「『吉例顔見世興行』明日の夕方からですが、行けますか?」

もともとは友人が行くはずだった公演のチケット
当日は仕事で行けないため、行ける人に、と
声をかけてくださったのです。

そんなわけで「行けます!」とお返事し
歌舞伎を観に行くこととなりました。

もっとも今年は南座が改修工事中のため
会場は先斗町歌舞練場となっております。
公演は1日3部あり、今回観るのは3部の公演。
夕方5時半過ぎに始まり 8時過ぎに終了となると、
何かお腹に入れておいた方がよいですね。
と 少し早めに お蕎麦を食べ
暗くなってきた先斗町へ。
吉例顔見世興行:先斗町歌舞練場_b0205694_23592228.jpg

      先斗町の歌舞練場

吉例顔見世興行:先斗町歌舞練場_b0205694_23595782.jpg

本日の演目


吉例顔見世興行:先斗町歌舞練場_b0205694_23594709.jpg

三部は
『双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)』の「引窓」の場と
『京鹿子娘道成寺』

歌舞伎は高校生時代観た「鳴神」以来です。
なので、一応 演目の内容をおさらいしてきました。

道成寺は有名ですね、
お坊さんの安珍に惚れた清姫が、
安珍に「せまって」「ふられて」「怒って追いかけ」
最後に大蛇に変化し 鐘の中に隠れた安珍を焼き殺した
という「安珍清姫の物語」としてよく聞きます。
能でも同じ内容なのでまあ大丈夫、わかるでしょう。

「双蝶々・・」の引窓。
これは知らないなあ。
図書館へ行って調べてみると
濡髪(ぬれがみ)という名前の相撲取りが人を殺してしまい、
実母を頼って再婚先の家へ逃げ込んだところ
その再婚相手の連れ子(つまり義理の兄)は
指名手配の濡髪をお縄にするお仕事を受けていて
仕事と家族、どちらを選ぶかで悩んだあげく
最終的に 濡髪を見逃してやる、という場面らしい。

人情ものの、しっとりした話なのかしらね、と思いつつ
風情ある提灯の下をくぐって建物の中へ。

吉例顔見世興行:先斗町歌舞練場_b0205694_23595417.jpg
先斗町の歌舞練場、外から眺めたことしかありませんが
中に入ってみると、予想以上にこぢんまり。
照明はもちろん電灯ですが 提灯型なので風情があり
2階の桟敷席は 椅子ではなく床にぺったり座れる形
「歌舞伎」の席って 緊張するかと思いきや
みなさん、結構くつろいでいらっしゃいます。


柝(き)が鳴り、幕が開いて まずは「双蝶々廓日記」。

家のセットがあり、お婆さんと若い女性が
お月見のためのススキや餅を用意しております。
あのお婆さんが「濡髪くん」の実のお母さんで
若い女の人が「義理のお兄さん」の奥さん、『お早』さんですよね。
歌舞伎なので どちらも本当は男性なのですが
しぐさがしっかり女性です。
(お婆さんの方は なんだかドリフターズのコントに出てくる
「いかりや長介さん」のお婆さんを彷彿とさせますけど)

話の筋は予備知識の内容通りなのですが
お早さんが「女郎時代」のクセが抜けず
ついつい昔の言葉遣いを使ってしまったり
調子に乗り過ぎて 義母にたしなめられたりで笑いを取り
追われる身の濡髪くんも
人相書きで見つけられないよう
特徴ある顔のホクロを剃刀で取ろうとしたり
(それは無茶だろうと思ったらあっさり取れた)

泣ける話かと予想していたのに 半分以上笑って観る事に。
(もっとも、見たのはこの八段目の「引窓」だけなので
 1段目から全部通しでみたら泣けるのかもしれない)

舞台の設定が 淀川の家
会話に出てくる地名も地元なので
かなり親近感を持って見られる演目でした。


休憩を挟んで、「京鹿子娘道成寺」
こちらは 鐘供養の日現れた白拍子が舞を奉納し 
最後に本性(清姫が変化した大蛇)を現すというもので
奉納する色々な舞と、衣裳の早変わりが見せ所。
後見さんが 途中でお装束から糸を引き抜き
重なっている上の着物を引っぺがして早変わりします。
踊りと音楽(長唄お囃子)中心なので、華やかで わかりやすい演目。

舞の際、床を踏み鳴らしたりするのだけれど
踏み下ろす力加減で強弱が付くし 移動するので音も動いて
人も楽器だー と わくわくしながら楽しめました。
(あれだけ ずっと動き続けるなんて
 見た目は女性でもさすが男性 すごい体力と感心しつつ)

今回の顔見世は
五代目中村雀右衛門さんの襲名披露ということで
清姫は雀右衛門さん(真女形という女役専門の家らしい)
合い方は 海老蔵さんという豪華な顔ぶれ

役者さんは やはり舞台の上で一番輝くのですね
と きっちり実感いたしました。







双蝶々曲輪日記というタイトル
主役は力士(相撲取り)のはずなのに
「蝶々」とか「曲輪」って何?
と調べてみたら

・主役として出てくる対立する二人の力士の名前が
 「放駒長吉」と「濡髪長五郎」で どっちも「長」が付く
(放駒長吉さんは2段目で活躍するらしい)
 ので「ちょうちょう」に「蝶々」の字を当てた

・義兄与兵衛の女房お早さんは、もと女郎さんで
 曲輪で働いていた

という事からでした。
全体の内容を知らないとわからないタイトルですな・・・



by my-pavane | 2016-12-06 06:57 | 京都 | Comments(0)