祇園甲部歌舞練場:京都 和食の祭典
一階に戻りまして
廊下を渡り
今度は歌舞練場の建物へ。
こちらも1階から見ていくのかと思ったら
1階はお土産コーナーっぽく
最後に回る順路となっておりまして
建物に入ってすぐ2階に上がることに。
2階会場、食ブースという事で
海の京都:伊根のブリしゃぶしゃぶ鍋
森の京都:丹波のぼたん汁
お茶の京都:宇治てん茶ちらし(寿司)
京都西の観光
京野菜たっぷりのチゲ
が いただけます。
ここが一番にぎわっておりました。
チゲが何故京都なのか?と思ったら
向日市の激辛商店街の出店でした。
納得。
ブリのしゃぶしゃぶと
ぼたん汁とで 迷ったものの
この時でないと食べられなさそう、
という基準で
「ぼたん汁」を選択。
この冬2回目の猪汁でございます。
1杯400円
中身は
猪肉・水菜・大根・人参・ごぼう・餅
お好みで山椒をかけていただきます。
大原の朝市で食べたのより
かなり上品な味でした。
1階に下りると
こちらは物産販売コーナー。
桂の高校で作られた九条ネギ や
日本研ぎ文化振興協会の包丁研ぎ実演
という珍しいブースもありましたが
大方は「笹屋伊織」「京阿月」「もり」「大安」「西利」「一保堂」などなど
おなじみの京菓子・漬け物・酒・茶などの出店です。
京菓子づくり実演コーナー。
職人さんが、上生菓子をその場で作っていらっしゃいます。
ぐるっと回って
こちらは「鍵長」(和菓子)さんのブース。
すごく気前よく
まるまる一個の試食をいただきました。
「七衣」という名前のお菓子
食感が阿闍梨餅っぽい
もちもちした皮でおいしかった。
何か買おうかなーと
並ぶお菓子を眺めていると
左端の上生菓子の箱の中に
・・・引千切(ひちぎり)が入っている?
一個しかありませんが、間違いなく「ひちぎり」です。
4個入りの箱の中に入っていましたが
1つからでも買えるという事ですので
蛤の形の薯蕷(じょうよ)饅頭と合わせて購入。
1つ250円でした。
今年も買えないかなあと思っていただけに、嬉しい。
この後 河原町周辺の和菓子屋さんや
デパ地下をちらちらっと見ましたが
他では ひちぎり、見られなかったのです。
自宅に帰って さっそくお抹茶を立てていただきました。
餅を引きちぎった形だから引千切(ひちぎり)という事で、
元々は 餅に餡子が乗ったお菓子のようですが
こちらは それを模った上生菓子ですので
こなし(あるいは練りきり)の上にきんとんが乗ったものです。
あこや貝に似ているので「あこや」と呼ぶと聞きましたが
どちらかというと、かたつむりに似ていると思います。
正直、ねりきり や こなし の食感があまり好きではないので
下の部分は ふーん、という感じでしたが
きんとんは文句なく美味しかったです。
鍵長さん、室町通五条下がったあたりにあるらしいので
いずれ訪問する予定。
あらら、お会いできず残念。
この日、ご一緒しませんかーとお誘いしようと思ったのですが
帰ってきていらっしゃるかわからなかったので
声をかけそびれておりました。
たぶんこの日にSTさんへ行かれたのですよね。
先週来店されていた、とうかがいました♪