千枚漬:大籐
では帰りますか、と駅に向かう途中
そういえば先日 家族から
「おいしい漬け物を買ってきて」
と頼まれていた事を思い出したのですが
「塩分は控えるように」と医者から注意されている家族
漬け物は塩分多いのに何を買えとー
頭を悩ませつつ 錦市場を歩いていて
ふと思い出したのが『千枚漬本家 大籐』さんです。
3年くらい前の冬
店先に大量の聖護院かぶらの皮が積み上げられていて
「ここで作っているんだ!?」と感心した記憶がありますが
ここで千枚漬を買った事は無いのですよね。
千枚漬なら そんなに塩辛くないし
老舗の大籐さんのなら
間違いなく美味しいだろうし
という事で、
錦小路から麩屋町通を南へ下がった所の
【大籐】さんへ。
慶応元年(1865年)の創立
元々は寺町にお店があり 今の場所は
大正に設立した元・工場らしいです。
ここで作っている、というのは
工場だったから設備があるのですね。
店内に入ると中央に試食台があり
4種類の漬け物試食が出ています。
代表であるところの千枚漬
赤カブ・菜の花
唐辛子が効いていそうな大根
まずは お店の看板、千枚漬を食べて確認。
うん、塩が甘くて うまみがたっぷり。
間違いのない美味しさです。
まずはこれを一つお買い上げ。
千枚漬(小) 600円(税別) お日持ち4~5日
他の3種も一通り食べてみて
菜の花は美味しいけれど塩が強めなので見送り
ちょっとピリピリしますが 塩はきつくなく美味しかった
『ピリ辛大根』を買いました。 400円(税別)
菜の花が塩気強めの割に 賞味期限が短かったので
不思議に思ってうかがってみると
「食べる分には問題無いのですが、色が悪くなるから」と。
冷凍しておくと、記載してあるより長持ちさせられますよー
と 教えてくださいました。
漬け物を冷凍する、という発想は無かったのでびっくり。