かす漬け いろいろ。
最初に鶏肉を漬けてみたのですが
一度お肉に使ったかす床は、生で食べる野菜に使えない。
お肉専用にするとしても、そんなに毎日は肉を食べないしねえ、
と そのかす床は そのまま焼いて食べてしまい
あらためて かす床を作り直しました。
今度は そのまま食べられるものを漬けましょう。
まずは無難な チーズ。
長く漬けすぎると分解しそうなので
最長24時間まで、と かす床に。
どのくらいが 一番おいしいのか確認していきます。
・6時間後
ちょっとコクが出てきておいしい。
これくらいで十分な気もしますが
さらに時間を置くとどう変わるかと
もう少し漬けてみることに。
スペースが空いているので
違う物も沈めてみようと
アーモンドとマシュマロを。
マシュマロは冒険ではなく
某テレビ番組で「意外においしい」
と取り上げられたらしいので。
HPを確認すると
6時間以上漬けてはダメらしい。
たぶん、ゼラチンなので
溶けてしまうのでしょう。
・チーズ11時間後:
表面はテリテリとし、さらにコク深くなりました。
・マシュマロ・アーモンド6時間後
マシュマロは しっとりし
切ってみると、
中はそんなに変化していないけれど
外は 溶けつつある感じです。
食べると キャラメルっぽい旨みがおいしい。
もっと味が浸みたらいいのにと思いますが
取り出す時、ぼろぼろ崩れたので
これ以上は無理のようです。
アーモンドの風味と酒粕
合わない事は無いですが、
皮の渋みは相性が悪いです。
ローストし過ぎたかな?
渋くなる皮をむくか、
生アーモンドで漬ければ良いのかもと
両方で試してみることに。
マシュマロを引きあげたスペースに
今度は何を入れようか
考えたあげく
「あまり美味しくない」と
誰にも食べられず
残されている抹茶羊羹があった!と
漬けてみることに。
これは
不味かった時の事を考えて
私1人で処理できるよう
ごく一口サイズで実験。
・チーズ20時間後
水分が抜けて 味がしまりました。
これはこれで美味しいけれど
私としては浅漬状態の6時間くらいが好きです。
さて 抹茶羊羹のかす漬けですが
・もともと甘い
・抹茶の風味(つまり緑の野菜っぽい風味)
・+酒粕の風味
これらが 合わさるとですね
『奈良漬』に近い味になるとわかりました。
意外に、ありだと思います。
少なくとも 元の「美味しくない羊羹」よりは
食べていて楽しいです。
最後に まともな物も作りましょうと
白菜を天日干しにして漬けました。
ごくごく 真っ当な漬物になりました。
家族は ほっとしている様子。
マシュマロの浸かり具合がいまひとつだったので
溶ける限界ってどこだろう と
ぎりぎりまで漬けてみることにしました。
・12時間後
表面はもろくなるものの
なんとか、かす床から取り出すことはできました。
中まで やわらかくなって、マシュマロ感はかなり薄く。
・24時間超え
かす床に入れておくと出せなくなりそうなので
かすの衣を着せてラップで包んでおきます。
マシュマロ本体に触らないよう、衣をはがすようにして
かすと分離。
風味、すっかり中まで変化しておりました。
食感もトロトロ、生クリームのように。
この方法だと48時間くらいいけそうです。