若宮神社
細い参道が伸びておりまして
「若宮神社」の表示があります。
本殿周辺にも たくさんのお社がありましたが
こちらにも摂社があるらしい。
「若宮15社めぐり」と書かれていますが
七福神巡りみたいなものでしょうか?
よくわからないままに
参道を進んでいきますと
小さな社が並び
その向こうに
鮮やかな朱色の建物と
ご神木らしき大きな木が見えてきました。
下の立て札を見ると
若宮大楠、とあります。
では この前の大きなお社が
『若宮神社』なのですね。
若宮15社めぐりとありましたが
この若宮神社以外
大きな建物は見当たらず。
この若宮神社にむかって右手に
商売繁盛・えんむすび 開運・財運・福
と 実にめでたい言葉が並ぶ建物がありまして
社務所かな?と近づいてみると
入口に「夫婦大国社」とあります。
本殿にむかって写真撮影はご遠慮ください、との貼紙に
本殿?と 首をかしげつつ 中へ入ってみると
この建物に入って左手が 神様を祀るお社になっていました。
ご祭神は「大国主命」と その妻である「須勢理姫命」
大国主(おおくにぬし)命さまは 大黒天と混同されて
『福寿』の神様あつかいされますが
奥さまの「須勢理姫(すせりひめ)命」も一緒に祀られているのは珍しく
(日本でここだけ、と紹介されていました)
それで 良縁・夫婦円満の御利益があるのだそうです。
先ほどの「若宮15社めぐり」というのは
若宮社を筆頭に、
『人生で出合うであろう難所に対応した15の社』と縁を結んで
素晴らしい人生を送りましょうね、というもので
この「夫婦大国社」の受付で15社めぐりを申し込むと
専用のお札15枚を渡され
それを決められた順番でお社に奉納するというシステムらしい。
こちらは若宮神社の周囲に15社ほぼかたまっていますので
全部巡るのは そう大変ではなさそうですが
この後、他に行きたい場所がありますので
若宮神社・夫婦大国社・金龍神社 の3社だけ参拝しました。
ちなみに
若宮は「正しい知恵」 夫婦大国社は「良縁・福寿守護」
金龍神社は「開運財運」のお社だそうです。
この三社を参拝することになった理由は
ご利益うんぬんというより 「これは神社だ」とわかりやすかったから
こちらの若宮神社から 奈良市街へ直接出られる道は無いので
もう一度 春日大社本殿の方へ戻り
木陰でくつろぐ鹿さんを横目に、最初に通って来た参道を西へ。
途中 春日大社直営の茶屋では
万葉にちなんだ「万葉粥」というものが食べられますが
博物館でのチョコケーキが効いておりまして
いまだ空腹感ゼロ
次は興福寺でも行きましょうかね。