和洋:粟玄
続いての目的地、
「粟おこし」のお店【粟玄】さんへ。
和洋、という
アーモンドにコーヒー味の飴をからめた洋風おこしが
甘いモノが苦手な人でも喜ぶおいしさだそうで
これが食べてみたくて まいりました。
なにしろ土日祝日が定休日ですので
今日寄っておかないと、当分食べられません。
住吉大社から東へ進み
南海高野線の踏切を渡り
向こうに広い道路が見えてきたところで
岩おこし 粟おこし
粟玄
と書かれた看板を発見。
こちらはお店の裏側なので
表の方へ回りますと
創業昭和15年(1940年)
とは とても思えない
ピッカピカに新しい店舗がありました。
商売繁昌で
お店をリニューアルされたのでしょうか
知らなければ
『粟おこしの店』とは思えない姿です。
と この店舗の左に目をやりますと
以前の店舗にかかっていたらしい
古い看板を掲げた建物がありました。
うん、イメージしていたのは
このくらいの店構えです。
さて
ピカピカのお店へ入ってみますと
ショーケースの中には
新製品のおこしや
贈答用のセットもの
左側には
昔ながらのおこしのバラ売りが
並んでおります。
そして
どれも試食できます(嬉しい)。
自分用に
目的の『和洋』と
基本の「粟おこし」「岩おこし」
後は お仕事先への差し入れにーと
和洋のセットをお買い上げ。
開封しなければ
日持ちはどれも2カ月くらいなので
贈答用には重宝します。
ところで、カードは使えますか?
『申し訳ございませんが、現金のみで・・・』
店構えは新しくなっても、この辺は昔ながらのままの様です。
よかった、ちゃんと現金を用意しておいて。
「粟おこし」
開封してみると
食べやすく半分に切れていました。
粒が大きめで
思ったほど硬くなく
素直ーな粟おこし。
1枚だけ買いましたが
袋入りで買っていたら
淡々と食べ続けてしまいそうです。
対する
「岩おこし」
わざわざ『一枚入り』と
書いてあるのは何故かと思えば
カットされていないのですね。
こちらの方が粒は細かく
間を埋める蜜も多い感じ。
故に 硬いです。
歯を立てたら、ささったまま固まりそう。
生姜の風味と甘さが後をひいて
味はこちらの方が好きです。
楽しみにしていた
噂の『和洋』。
アーモンドがカリカリ香ばしく
キャラメルナッツの
一口クロッカン、という味。
うっすらコーヒーの風味が効いているので
これで味が引きしめられておりました。
袋入りは14個くらい入って650円。
購入する手間は大変でも
お値段はさほど張らなくて良いなあ、と思いました。
住吉大社から東へ進んでいきますと
やがて南海高野線の線路に行きあたります。
この遮断機が、なかなか開かない。
ぼ~っと待っていると 横に車が並び始め
そのうち1台のワゴン車の窓を ふと見ると
おちゃめさん いしべえさん 飴あーもんど
・・・・何?
よく見ると 横に小さく「あわおこし」の文字。
粟玄さんへ向かっている時だったので
てっきり 粟玄さんの車かと思いましたが
商品名に全然覚えがありません。
後でわかったのですが
住吉の粟おこしの老舗、粟玄さんだけではなかったのですね。
【粟新(あわしん)】さんという
明治25年創業(粟玄さんより更に古かった)のお店があったのです。
ただし、こちらは定休日が水曜日だけ。
というわけで
今度 日曜に来ることがあれば
粟新さんを訪問してみようと思っております。