通し矢 称号者の部:三十三間堂
次は ベテラン勢による『称号者の部』の予選です。
その前に、的の交換。
成人の部より小さい的となりますので(1m→79㎝)
先ほどまで 定期的に矢を回収されていたスタッフさん達が
わらわらと集まってきて 大きな的を外し、小さいものに取り換えていきます。
交換終了。
さあ、お待ちかね
「称号者の部」です。
構える姿の安定感、動きの美しさが 段違い。
ベテランの方々 もちろん射はすばらしいのですが
それぞれ個性があって、それも興味深かったです。
的中してもしなくても お坊さまのごとく
静かに淡々と的に向かう方がほとんどなのですが
たまに
武士のごとく気迫がこもった感じの方
終始にこやかなままの方(地顔なのかもしれないですが)
的中しなかった時 素直にくやしそうな顔をされる方も いらっしゃる。
しかし、さすがベテラン勢
的に届かないような事はほとんどありません。
見ごたえありです。
目を離すのがもったいないので
この部は ほとんど的を見ず、射る姿だけ見ていました。
(的中したかどうかは音でわかりますし)
この後、成人男子の決勝が続いたのですが
称号者の射を たっぷり見た後ですと
構えや動きで「この人は上手」とわかるようになってきました。
この 通し矢(大的大会)を運営するスタッフの皆さま。
なにしろ2000人を超える参加者全員に
限られた時間で 射を終えてもらわなくてはなりませんので
スムーズに流れていくよう、皆 一生懸命です。
競射の合間、たまった矢を回収するスタッフさん。
笛を合図に 『射の停止』を示す赤い旗が上げられ
横に控えていたスタッフさんが一斉に走り寄り
矢を拾い集め 的や壁から引き抜き、ダッシュで戻る。↓
早く作業を終えないと時間が押してしまいますし
うっかりしたら 射られてしまう危険もあるので皆必死。
的は
成人の部の予選(1m)
称号者予選および成人の部の決勝(79㎝)
称号者の決勝(50㎝)で 交換されます。
50㎝になった時には 観客席から一斉に
「小っちゃー!」と声が上がりました。
成人予選の1mに比べたら 点のようです。
この外
一般客の観覧の場所の横に控えて
柵に乗りださないよう注意・監視する係の方
回収した矢を 本部へ届ける方(遠いから大変)
見事な連携で、ほぼ予定通りに競技終了、閉会式となりました。
お疲れさまです。