弓道体験 その1
体験道場は 壬生川通、高辻通の交差点角にあるそうですが
高辻通を 東から西へ歩いて、壬生川通に到達したものの
それらしい建物が わかりません。
この交差点にあるはずなのだけれど、どこに?
ふと左を見ると
緑に塗られた壁の一部に
多重の円が。
「礼節と集中力を養う弓道」
の文字が読み取れます。
え?ここですか?
この緑の壁に沿って進むと
ちょうど角の辺りに玄関があり
「弓道体験」の案内の紙がありました。
でも、ここは普通の玄関です。
ここから入ってもいいのかどうか。
「弓道場」としての入口が
どこかにあると思われるのですが
こちら側には無さそうだなあ。
建物から一度離れて眺めてみますが
やはり、緑の壁以外は
普通の建物で、弓道場には見えません・・・
予約はしたものの 入れないのでは
体験ができませんので
とりあえず、建物をぐるっと一周してみようと
角のもう一辺の方へ回っていきますと
こちらには
『からくり弓道体験場」の看板が。
そして こちらは 建物の中が見える
入口らしき所がありました。
来客を知らせられるような物は
見当たりませんが
奥から 真っ白なワンちゃんがお出迎え
チャイム代わりに元気よく吠えてくれたので
これで中のどなたかが
気付いてくれるといいなあ
と待っていましたら
しばらくして
奥から年配の男性が出てこられました。
こちらが指導してくださる先生のようです。
名前を告げますと
じゃあこちらに、
と建物の中へ案内してくださいました。
入ってすぐ左手に
靴を脱いで上がる事務所のようなスペースがあり
そちらに荷物を置いて
1階で体験指導していただくのかと思いましたら
「こっちへ、足元気を付けてー」
先生、 地下へ延びる幅の狭い階段を
え?地下にあるのですか?
「そうです」
よくよく考えてみれば
弓矢は玩具じゃありません
下手をしてとんでもない方向に飛ぶこともありえますし
当たれば間違いなく大怪我となるわけで
確かに地下にある方が、ご近所のためにも安全です。
荷物を置いて
弽(かけ:皮製の手袋)を右手に付け
サイズ(親指の長さにぴったりかどうか)を確認し胸当てを装着。
まずは弓道の精神についてのお話。そして
これから行う動作について図を見ながら説明を受けます。
ここを訪れるきっかけとなったブログでは
体験で「習う順番」が書かれていまして
それによりますと
一、 挨拶の仕方・姿勢
二、 所作
三、 射法八節を習う(=弓道を修練するにあたって基本となる射法)
足踏み~胴造り~弓構え~打起し~引分け~会~ 離れ~残身(心)
弓の扱いについては
徒手により行う・ヒモを持って行う・ゴム弓を持って行う
弽(かけ)を付けて行う・巻藁矢をつがえて行う
と段階を踏み
最終的に 射法八節の手順を的に向かって行うとの事
これらは 1回目の体験で全部できるわけではなく
興味があれば 次回以降に続きの行程を習う形になるそうですので
今日の1回目の体験では、よくて「ゴムひもなどを引く」ところまで
実際に弓や矢に触れる事は無いだろうなあと思っていました。が
本日の体験
いきなり『弽(かけ)』を付けるところから始まりまして
弓道精神のお話の後は すぐ
射法八節の初め「足踏み」「胴構え」の動きに入り
姿勢が取れると見定められましたら
『では 弓を引いてみてもらいましょうか』
え?ゴムひもの練習は?
いきなり 本物の弓矢を扱って良いのですか?
実際に弓を引くところまではいかないまでも
それまでの所作などは習うでしょうから
揖(ゆう)・跪坐(きざ)・蹲踞(そんきょ)など
弓道専門用語を調べて(国語辞典には載っていませんでした)
どういう意味で、何をするのか 予習してきたのですけれどー
私が知っていたのは、八坂神社の近くの場所でした。
何やら本格的で楽しそうです。