夏越の大祓その2:恵比寿神社
さて、後は どこかで水無月を買って帰ろうと
駅の方へ向かって歩いておりました。
いかにも祇園らしい「花見小路」まで来たところで
そういえば、この近くに
行ってみたい和菓子屋さんがありましたっけ
と 思い出し
名前だけで、場所を覚えていないので
見つかればラッキーくらいの気持ちで
適当な横道へ入っていきますと
通り抜けられないまま 右へ左へ曲がるしかない
という道に入りこんでしまい
結局
縄手通りへ来てしまいました。
(↑ 2日前、松寿軒さんへ向かう時通った道)
ここまで来てしまったら、いっそどんどん南下して
【恵比寿神社】へ行きましょう。
確か、ここも夏越の大祓をしていたはず。
というわけで 恵比寿神社。
こちらも
神職さんによる神事は夕方からですが
茅の輪は置かれていて
自由にお祓いできるようになっています。
八の字に回る作法については書かれておりますが
歌は 1首のみですね。
もう慣れたもので 「水無月の~」と唱えながら回り
本殿に手を合わせ
人形の紙や 「お持ち帰り用」茅などを眺めておりますと
本殿の柱に注意書きがある事に気付きました。
『正面お詣りの後 左側の奥へお廻りになって お詣り下さい』?
左手に何かありましたっけ。
本殿向かって左へ回ってみますと
注連縄の下がった小窓のような場所が。
どうやら、本殿に祀られている
恵比寿様により近いところから
ご挨拶できるようになっているようです。
この小窓の下の板と叩くと
恵比寿さまに触れたことになるらしい。
(故に乱暴に叩いてはいけない)
軽くトントンと叩き
小窓から そうっと中を伺うと
にこやかな恵比寿さまが
ずらりと並んでおられました。
今年の夏越の大祓は
前日に(念のため) 地元の野見神社
当日(今日)八坂神社とこの恵比寿神社 と
三か所の神社にて お祓いしたわけです。
これだけ祓っておけば 半年分は祓えたはず。
とはいえ
最後にお参りした 恵比寿神社
茅の輪をとどこおりなく回り終えたところで
・・・あれ?
私、今 3周目を終えたのでしたっけ?
1周目で、3周終わったとかん違いしていませんよね?
と 一瞬混乱しまして
八坂神社のあの「3回とも違う言葉と唱える」方法は
こういう錯覚を防ぐのに とても有効だなあと実感
そもそも
3ヵ所も回らないと安心できないようなほど
イロイロ溜めてしまわないよう心がけるべき
と反省いたしました。