烏龍茶飲み比べ
中国茶をいっぱいいただきました。
いろんな価格帯のモノを買い集め
それを小分けにして下さったのですが
『どれが いくらの物だったかは わからなくなりました』
鉄観音は名前の入ったパッケージ入りですし
ジャスミン茶は匂いでわかりますが
残りは全て青茶(いわゆる烏龍茶)としかわからない。
100gあたりの価格が(ジャスミン茶も含めて)上から
3200円、1400円、1200円、800円、640円、250円
と 最大10倍以上も違うらしいですが
値段の違い、飲んだらわかるものでしょうかね?
というわけで ジャスミンティーを除く 4つのお茶を飲み比べ。
まず茶葉の状態
凍頂烏龍茶ならば 全部丸まっているのですが
これは 龍のように細長い形も混じっています。
が、よく見ると よりが綺麗で丸まり具合がそろっているもの
かなりバラバラで ちゃんとよれていないもの
見た目で 結構違いがあるものですね。
右側の茶葉は よりが雑な感じ。
香りはどちらも 発酵が浅目なのか さわやかな青っぽい香りです。
味は どちらも玄米みたいに香ばしいタイプなのですが
左側のは お茶の甘味・旨みが優しくてまろやか、
かなり時間を置いても苦み・渋みは出なくて
3煎目になっても それなり美味しい。
右側の茶葉は 1煎目は 香り・旨みが強く出るけれど
時間を置くと苦みが前に出てきて 3煎目となると、旨みは全くなくなります。
1杯目が一番おいしい「番茶」タイプですね。
お茶を入れた後の 開いた茶葉を比べたら
差がよくわかりました。
おいしさが安定しているお茶の茶葉は
葉の形がきれいで、そろっています。
葉のふちは ぎざぎざ。
右の茶葉は 機械でカットしたように
1枚の葉が半分に切れていたりして
大きさが不ぞろい。
一番茶葉が小さかったお茶。
茶葉はコロコロと小粒の丸玉ですが
お湯で戻ると、大きいのから小さいのまで
サイズが バラバラです。
味も香りも一番薄かった。
唯一、箱入りだった茶葉。
中国らしいパンダの絵の付いた金色の箱で
「安渓 鉄観音」と印刷されておりますが
黒色の印刷が
ことごとく ずれて
二重印刷になっているという品。
友人いわく
「印刷のあまりの雑さにネタになるなと」
確かに
パンダが違う生き物に見えるくらいの
見事なずれっぷりで
黒のブチ部分の散らばり具合が
なんだか「錦鯉」に見えてきます。
一応、これも飲み比べ。
茶葉は 小さい箱に納めるためか
かなり小さい葉が多く
香りもこれだけ発酵が強い感じ。
お湯で開いた茶葉は
3㎝~5㎝くらいのぱらつきがあって
厚みも一番薄かった。
お味は
日本で飲む『普通の烏龍茶』に一番近い感じでした。
手で摘みが高級品で、機械摘みが低級品のはずです。
ウーロン茶って、長時間、葉をお湯につけておくと、苦味?えぐみ?が出て、
それがちょっと苦手です。ジャスミンティーの方がその傾向が強い気がします。
ジャスミンティーよりも鉄観音の方が好き,ということを確認いたしました。
私も シンプルな「茶葉のみのお茶」の方が好きです。
飲み比べてみて、烏龍茶でも日本茶でも
よいお茶の条件って同じだなあと実感いたしました。
同じ茶葉でも、入れ方次第で大きく味が変わりますし
真剣に「同じ条件で」とこだわって入れ飲み比べ。
楽しませていただきました♪
ジャスミンティーの方は これからいただきます。