サロン・ド・テ・アルション 法善寺本店
昨年の大晦日散歩で
『初めて』法善寺横丁へ行きましたが
その時、すぐ近くにある『サロン・ド・テ アルション』に気付き
ああ、ここだったのね、と場所を覚えました。
名前だけは、かなり昔から知っていて
一度、お茶してみたいなあ、とは思っていたのです。
朝一の仕事終了後、次の夕方のお仕事まで
5時間もの 空き時間をどうするか、と考えた時
真っ先に『アルションで ランチとお茶!』と決めました。
日曜日で混むかもしれませんが 何の何の
どのみち 時間はたっぷりあるので
いくらでも待てます。
本町での朝の仕事終了後
心斎橋筋を どんどん南下して
法善寺近くの こいさん通へ。
ちょうどお昼頃到着したところ
案の定 お店は満席。
『これから1時間後くらいになるかと…』という事なので、
名前をお伝えして 順番待ち
先に 1時間ほど、お散歩することにしました。
法善寺から 本町までまた歩き
そろそろいいかな、という頃を見計らって再びミナミへ。
今度はすぐ席に案内していただけました。
1階は お菓子やお茶の販売スペース
2階が ティーサロンになっているのですね。
ランチは
本日のスープ・パン・メインディシュ・ケーキ・お茶のセットで
1380円。
本日のスープは サツマイモのスープ。
メインディッシュは 魚と鶏肉の2種から選択で
鶏肉のシードル煮込みを選びました。
パンはおかわり自由。
ケーキは マロンタルト。
季節限定です。
渋皮栗が たまらないコクで、
タルトはさっくり。
紅茶は アッサムにしました。
時間を計るために砂時計を添えてくださいますが
最初いれた分は、色がやや薄めでした。
でも、旨みがあることがちゃんとわかるので
いい茶葉を使っていれているんだなあと。
後からいれた分は申し分なくおいしかったです。
ポットサービスで、3杯分くらいの量。
このケーキとお茶がついて このお値段はすばらしいなーと感動。
1階で試食させていただいたマドレーヌマロンも
すごく美味しかった。
そもそも『アルション』というお店を知ったきっかけは
「大阪のうまいもん屋」(森綾著)という
大阪のおいしいお店探訪記みたいな本でした。
お店に入ると お店の方が
「ドゥペルソンヌぅ、シルブプレエえええ」と
かなりの 関西なまりのフランス語でご案内してくれたとあり
著者は『吉本興業の山田花子の声』と描写してらして
ありありと脳裏に声が響きわたりました
以来、私にとって
アルション=大阪弁フランス語
のイメージが定着。
もっとも、それが書かれたのは かなり昔のこと
(出版年からして少なくとも10年以上前ですね)
実際に行ってみたら
大声を出さずとも良いように
皆さんイヤホンとトランシーバーを身につけ
何語かわからないくらい小さな声で やりとりなさっておられました。