隠れているお店:Exquise
この夏は、10種類くらい『竹入り水羊羹』を収集し
食べ比べいたしましたが
その一つが、【先斗町駿河屋】さんのもの。
その名のとおり、本店は先斗町にありますので
先斗町通へ行きました。
木屋町通の一本東側にある この『先斗町』
北の三条通側からは直接入っていけないため
三条通より一本南にある小路へ回ってから入ることになります。
が、この日 暑さで少々ぼ~っとしていた私
三条通の向こう(南)ではなく、
手前(北)で小路に入ってしまいました。
そこで、見た事のないお店が目に入り
あれ?いつもと眺めが違う?
と 道を間違えた事に気付いたわけですが
ところで、このお店は何だろう?
↓
大きなガラス窓から見える店内
ジャムの瓶らしきものがたくさん見えます。 ジャム屋さん?
近づいて見ると、奥にはガラスのケース
大きなメレンゲみたいな物も見えます。お菓子屋さんかな。
品物は並んででいますが、人がいません。
照明も付いていませんし、お休みなのかなー、と
その日は入店をあきらめて帰宅いたしました。
が気になる。
あんな隠れるような場所に、ずいぶん可愛らしい雰囲気のお店。
看板がまったくなかったので、名前もわかりません。
そんなわけで、この秋 再びお店の前へ。
前回行った時は 午前中でしたから
今度は午後に訪問してみました。
やっぱり、誰も人がいません。
照明はついていますし
ケーキらしきものが見えますから
たぶん、営業はされているのですよね?
とりあえず、入ってみましょう。
扉を開けて 足を踏み入れると
♪♪♪♪~♪~♪~~
予想だにしない大きさで
電子音のメロディーが流れ 仰天。
と、奥から女性が一人 出てこられました。
店員さん、この方お一人なのでしょうか。
なるほど、ずっと店頭にいなくても
この音なら お客さんに気付かないという心配は無いです。
ええと、こちらはお菓子のお店ですか?
『そうです。』
窓からたくさんのジャムが見えたので
最初、ジャム屋さんかと思いました。
『ありがとうございます。』
…私も 口数がそんなに多い方ではありませんが
こちらの店員さんは、さらに言葉少なというか
必要最小限に言葉をしぼっている感じです。
真面目に真面目に、必要な事だけ話される。
接客、苦手なのでしょうか。
確かにこのお店は、見つけにくい場所にありますから
お客さんがあまり来られなくて(というか たどり着けなくて)
「接客慣れ」できないかもしれないです。
こちらで買えるお菓子は…
ケースの中にはケーキがありますが
他には何が、と店内を眺めてみますと
マカロンやクッキー…あれ、これは作り物ですよね。
本物と見まがうような お菓子の置き物。
『そちらは 雑貨です』
そのすぐ横には 本物のクッキーが並んでおりますが
食べられるのはどちら?というくらい
ほどよく入り混じっております。
どれが 何の味なのか
先ほどの店員さんに質問しますと
『それはフランス産カカオと 生クリームと…』
『そちらはココナッツと発酵バターと…』
と 大変丁寧に説明してくださいます。
先ほどの会話の言葉の少なさと対照的に
お菓子については 流れるように詳しく話されるところを見ると
この方がお菓子を作っているのかな。
つい先ほど 和菓子屋さんで
生菓子を買ったところですので
今回は 日持ちする(5日くらいらしい)
クッキーを買うことにしました。
時期的に、ハロウィンの物。
アイシングクッキー
(カボチャの砂糖衣
下はココアのクッキー)
カボチャのクッキー
(カボチャのケース入り)
常時ありそうな物も、
という事で
ココナッツクッキー
お店を出たところで 気付いたのですが
『お店の名前』を聞くのを忘れていました。
買ったお菓子の袋を見ると
【Exquise】
のシールが。
これが お店の名前かな?