わら天神:敷地神社
京都を代表する観光名所の1つ『金閣寺』や
学業成就のご利益の総本山ともいえる『北野天満宮』
全国的に有名な寺社仏閣のすぐ近くですので
この『わら天神』という 覚えやすい名前は
地図で何度も見かけて、気になっておりました。
もっとも どういう神社なのかは全く知らず
「わら」という名前から
なんだか のどかな名前の神社だなあ
くらいの認識。
親戚から おめでたの際、ここを参拝するという話を聞き
『安産の神様』、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
を祀る神社だと知ったのは つい最近です。
ゆえに、妊産婦さんの参拝が多いと。
知ったところで、安産祈願をする予定はないのですが
このすぐ近くにある2軒の和菓子屋
【㐂久屋】さん 【笹屋守栄】さんを訪問するのに
肝心の神社を参拝しないのは失礼というものですので
ご挨拶までに 初参拝。
わら天神(正式名称は敷地神社)
京都では 安産祈願で有名だという事で
さぞかし妊婦さんがたくさん
参拝なさっているかと思いきや
全く人気がありませんでした。平日だから?
…考えてみると、
妊婦さんが「一人で早朝から参拝」はしなさそうです。
ご夫婦で、或いはお母さまに付き添われて
参拝は ゆっくりと午後から、でしょうね。
まずは 本殿を参拝。
本殿に向かって左の
【綾杉明神】
もと、ご神木だったらしい。
かなり大きな
杉の木の切り株です。
応仁の乱では無事だったものの
明治時代の台風で
倒れてしまったものを
神様としてお祀りしたようです。
六勝神社(六勝稲荷神社)
伊勢・石清水・賀茂・松尾・稲荷・春日の
(平野以外の)六柱神を祀る神社。
平野神社の地主神社という位置づけです。
という事は
ここと、平野神社 双方を参拝すれば
あらゆる神様にご挨拶できると。
試験合格にご利益があり
受験生の参拝が多いそうです。
調べてみると こちらでは
毎年10月26日に
秋季大祭(収穫祭)があり
狂言が奉納されるらしい。
是非見てみたいのですけれど 残念ながら今年の26日は仕事。
26日が休日に当たる年まで、お預けです。
安産祈願の わら天神さま。
こちらを参拝される妊婦さんは
『腹帯』と『安産祈願のお守り』をいただいていくそうですが
そのお守りの中身が、「わら」。
文字通り、稲わらです。
このわらに 節があれば 男の子
節がなければ 女の子を授かるという事になっているそうで
なんだか くじ引きみたいですが
(見た目も くじの棒みたいなのです)
授かり物、という点では 似たようなものかも。