栗の子:㐂久屋
再び 西大路に戻って北上。
次に一番近いのは平野神社ですが
最優先したいのは
さらにその先、わら天神近くにある
【㐂久屋】さんです。
ここの有名な秋の味覚の和菓子「栗の子」は
こしあんに たっぷりの栗を入れて茶きん絞りにしたもの。
栗のお刺身、とまで言われるこの和菓子は
本来12月までのお取り扱いのはずが、
昨年はあまりの人気に
「10月末あたりで予約完売」という状態になり
食べ損ねてしまいました。
今年は なんとしても、食べたいので
『平日の早い時間帯に訪問』です。
夏の暑さを思えば
ずいぶんと涼しくなった京都ですが
日の当たる場所はそれなり暑いので
基本 午前中は東寄り
(日陰ができる側)を
歩きます。
西大路を上がって(北上)いくと
右手(東)に見覚えのあるノボリが。
あ、ここで一条通ですか。
西大路って
大将軍商店街(別名妖怪ストリート)の
西の端になるんですね。
今出川通を通過した辺りで
お店のある側である西に渡り
平野神社の前を通り過ぎますと
㐂久屋さんに到着。
お店に入ると
左手の冷蔵庫には
予約お取り置きの包が積まれています。
おそるおそる、
「あの、栗の子は買えますか?」
と うかがうと
『大丈夫です、ありますよ』
と 嬉しいお答え。
家庭用簡易パッケージで
10個入り1900円です。
鮮度が命ということで
保冷剤が添えられました。
(これが50円)
しまった、
袋は用意してきましたが
保冷バッグと保冷剤セットで
持ってくるべきでした。
『できたてが一番おいしいから すぐ食べてやー』
と ご主人。
その辺はぬかりなく お茶とお箸持参しております。
すぐ近くの公園などで いただこうと思いましてー
とお話したら
「それが一番!」
と嬉しそうに相槌を打たれました。
昨年は食べられなかった
「栗の子」
見るからになめらかなこし餡
たっぷりと入った栗。
さっそく1個ぱくり。
しっとりとまとまった
みずみずしいこし餡と栗。
この みずみずしさが命なのですねー
たっぷり入った栗ですが
のどに詰まる感じはなく
こし餡とほどよく馴染んで
栗の美味しさにうっとり。
包の上に付いていた
注意書き。
基本 当日中のお日持ちですが
冷凍できると書かれています。
昨年 予約で売れ切れた原因は
この「冷凍可能」もあったらしい。
(まとめ買いできますものね。)
加えて
台風で材料の栗の実が落ちた
という事もあったのだそうです。
今年も台風で
やはり実が落ちたので
たっぷり作れるわけではないらしい。
でも、やはり 当日中に、だと思います。
後で自宅に帰ってから
あらためて一ついただいたら
もちろん まだまだ美味しいのですが
もう水分が飛びはじめていて
全く味が違いびっくりしました。