お初天神蚤の市:霰天神
あまりお散歩はしないエリアゆえ
行くとしたら、前回訪問した和菓子のお店かな
などと考えていたのですが
ふと、気が付きました。
お出かけは金曜日。それも第一週目。
確か、曽根崎心中で有名な『お初天神』では
この日、蚤の市があると聞いたような気がします。
確かめてみると、間違いなく 蚤の市の日。
というわけで、大阪方面の骨董市へお出かけです。
梅田の阪急百貨店からすぐの場所にある
『曽根崎・お初天神通り商店街』
ここを ずっと南へ進んでいきますと
かの『お初天神』に到着です。
入口には
『骨董市&フリーマーケット』
のノボリが立てられているので
開催しているとわかりましたが
無ければ気付かないくらい
しんとしています。
京都の骨董市や手作り市だと、食べ物の屋台がたくさん並び
平日でも人が集まって 縁日のようなにぎわいとなるのですが
こちらは 食べ物を扱う店が一軒もなく それは静かなもの。
だいたい30軒くらい出店しているという話ですが
その半分くらいでは?という印象。
お客さんより お店の方が多いです。
売られているのは
焼き物・漆器・根付・茶器・ガラス製品・アクセサリーなどの骨董物
新しい物だと 絵やトンボ玉・布小物
象牙らしき物が ポンと乗っている台もありました。
これだけお客さんが少ないと、
売り手の方も 見張る必要が無いので
それは のんびり構えてらして
なんとも上品というか、控えめというか。
やってくるお客さんも 常連さんが多いらしく
「これは ○○焼やな?」「そうです」「いくら?」「それで3000円」「ふーん安いな」
ゆるゆると話して お買い物。
せっかく来たので、何かいいものがあれば買いたいなあと
ガラス器をたくさん置いているお店の
切り子の小さい器がちょっと気に入って眺めていましたら
その横に、木箱を発見。
一個だけの引き出しのようです。
手に取ってみると、何の木なのか、薄くて軽くて
引き出しの動きはスムーズ、するする ぴったりと閉じます。
ああ、こういう職人さんの仕事の品って好きだなあ。
そんなに高くなければ、欲しいです。
「それは桑の木やな、釘一本使ってへん。」とお店の方。
お値段を聞くとそんなに高くなく、まあそのくらいかな、と納得できる値段です。
この市では、あまり負けてもらえないという噂を聞いていましたが
一応、お買い物のお楽しみとして交渉。
駄目もとで 「もう千円安かったら~」と言うと
1000円は無理でしたが、500円負けてくださいました。
昔から このテンポで流れています、という感じの骨董市。
お休みのタイミングが合えば、また行きたいと思います。