三船祭:車折神社
結局 行っていない三船祭。
今年は 19日(日)ですが
仕事が入る予定があり、今年も無理かなあと思っていたところ
急に仕事がキャンセルとなり、めでたく行けることになりました。
三船祭といえば、嵐山
渡月橋より西の大堰川(おおいがわ:桂川上流)で行われる
『舟遊び』のイメージですが
本来このお祭は 下流の【車折(くるまざき)神社】の例祭の延長行事でして
京福電鉄 嵐山線の2駅手前にある 車折神社の境内にて
祭礼が始まります。
舟遊びだけ見るのもありですが
どうせ行くなら、お祭が始まる 車折神社から見てみたい。
というわけで
まず 阪急大宮駅から京福電鉄に乗り換え
そこから 『車折(くるまざき)』へ。
駅を降りると
目の前が神社です。
参道を進んでいきますと
まず右手に 円錐状の物が立つお社が。
【清めの社】という
厄除け・悪縁浄化の社との事。
手前の円錐は 立砂とあるので
砂でできている?
あまりにかっちりした形なので
コンクリートかと思いました。
(コンクリートの材料も砂ですけど)
さらに進むと 境内に。
右側から音楽が聞こえてきます。
もう 祭典が始まっているのですね。
そちらへ進むと
本日お祭で舟に乗る方々
(神主・伶人・舞人・お稚児さん・舟人)が
神様に御挨拶中でした。
雅楽の演奏が流れる中
お神酒や魚などが
奉げられております。
初夏らしく
烏帽子には青楓の枝
舞を奉納するこどもさんの頭には
菖蒲や牡丹の花。
葵祭と違って生の葉ではなく
作り物ですけれど、綺麗。
拝殿の周囲に下がっていた旗
白虎と朱雀。
探せば 玄武と青竜の物もあったかも。
さて、そろそろ嵐山の方へ移動しようかな
と思ったところで とうとう雨が降り出しました。
この天気だと
この後予定されていた行列(嵐山へ向かう)は中止かな。
その昔、
後嵯峨天皇の車が この神社の前で故障して止まってしまい
この神社の神様を畏れ
門前の石を「車折(くるまざき)石」と呼び、正一位の位を贈った
という故事より
「石の神様」となった車折神社。
祈念神石、という
お祓いをうけた石のお守りがあり
これを身につけて
願いが叶ったら お礼に石を奉納する
というルールができあがっているそうです。
参道にあった清めの社を参拝してからだと
より一層 御利益があるのだとか。
こちらは
お礼の石が積まれた山。