清水坂~清水寺
左手に 新たな坂道が。
清水坂です。
この坂を上がって右(南側)に
清水寺があることが 名前の由来。
よくよく考えてみれば、
先ほどの愛染坂を下らず
東側から 回っていけば
上下移動しなくて済むはずなのですが
お散歩の目的が
『天王寺七坂道巡り』でもあるので
清水寺へ行くならば
やはり 坂道を登っていかなくては。
坂を登りきって右手
お寺なんてどこに?
というくらい 何だか開けていて
目の前に広がるのは
見晴らしの良い高台の墓地。
これが、清水寺の墓地でして
ここから西へ入っていくと
コンクリート製「清水の舞台」の上へ出ます。
展望台と言ってしまえばそれまでですが
ちゃんと
『舞台』と 表示。
京都の清水の舞台から見えるのは
緑の山々と 京都市内ですが
大阪の清水の舞台から見えるのは
お約束の『通天閣』と あべのハルカス
『ここは大阪』を実感させてくれます。
ちなみに 舞台を下から見上げると こんな感じ。
墓地を抜けて南へ進むと
寺務所のある方へ降りる階段があり
こちらから
目的の 玉出の滝へ回れます。
清水寺の『音羽の滝』を模した
というこの玉出の滝
3本に分けて流す形といい
確かによく似せて作ってあります。
ちなみにこの滝
人工ではなく
『水源は天然』。
この滝の前に
護摩供祈祷のための祭壇がありまして
せっかくですので
護摩木を焚いていただきました。
護摩木は 1つ300円。
『願い事と自分の姓名、年齢(数え)』を書いて
焚いていただくことになっております。
自分で書いても良いですし、お寺の方に代筆していただくことも可能。
護摩木に筆ペンでは、書きにくそうですので
書いていただこうかなーと思ったのですが
私の名前というのが
読み書きともに間違われやすい故
『ご自分で書いて、ふり仮名をふってください』
と 言われてしまいました。
思えば、オープンまもないUSJへ行った時
アトラクションのETで 最後に名前を呼ばれる段で
ものすごく怪しい名前に変換されて呼ばれた
さて、何をお願いしたものか。
願い事については
交通安全とか 『よくあるお願い事』のスタンプがありまして
お好きなのを選んでください、と言われ
無難に『身体健全』を選びましたら
寺務所の方、
私が選んだものとは違う願い事スタンプを手に取り
護摩木にペッタン。
「あの、私 それは選んでは…」
『大丈夫、願い事は2つ押せますのでっ!』
一つはサービス。
これを持って
先ほどの玉出の滝の前の護摩壇へ行くと
中には山伏姿の方2名、
住職さん1名が座り
護摩木を受け取ると
「願い事・名前・年齢」を読み上げ
鈴や太鼓を打ち鳴らしつつ
ギャアテイ ギャアテイ ハ~ラ~ギャアテイ
ハラソウギャアテイ ボ~ジ~ソワカ~
と唱えて焚き上げてくださいます。
護摩木を預けて
帰ってしまっても良いらしいのですが
ご祈祷の始まる時間に到着したので
一段落するまで 後ろで見学。
どこで 一段落するのか
よくわからないもので
とりあえず
護摩木が一通り燃え尽きて
火が小さくなったところで
退席させていただきました。