申餅(さるもち) :さるや
河原町→鴨川河川敷北上→出町柳から下鴨本通り→北大路 と
寄り道せず、まっすぐお店へ向かう予定でしたが
下鴨本通りを歩いていたら
右手に見える糺の森の
紅葉が目に飛び込んできて
せっかくだから
こっちを通って行こう、と
河合神社の境内を抜けて
糺の森へ。
こちら側から糺の森に入るのは初めて。
河合神社の境内も初めて見ました。
ここも 楓の木がいっぱいありますが
紅葉しているのは
日当たりが良い神社の傍くらいで
糺の森の参道は
まだ緑の方が多い感じです。
落葉をさくさく踏みしめつつ
下鴨神社の鳥居の前へ。
鳥居の前は日当たりが良いので
ここの紅葉もまあまあ綺麗。
と
視線を左に向けると
茶店のような建物が。
おやすみ処。
前からあったのかもしれないけれど
意識したことは無かったなあ。
寒いし、
温かいお茶で一服していこうかしら。
手前の見本の棚には
「申餅(さるもち)」の文字。
さるもちって?
今年は辰年だし
来年は巳年だし
何故、猿。
気になるのと 見本のお餅がおいしそうだったので
お店に入って 1皿注文。
お餅2つとお茶のセットで300円。
お盆に 申餅の由来の紙が付いていました。
もともと、葵祭の申の日に
このお餅を神前にお供えする習慣があり
これを食べることで
身体を清め、無事息災を祈っていたらしい。
明治以降途絶えていたこの名物を
140年ぶりに復元したとの事でした。
ほんのり赤みがかった茶色なのは
亥の子餅のように
小豆の茹で汁を入れているから。
お茶の碗の中に葵の絵があるのは
葵祭に関係しているからですか。
なるほどー
亥の子餅と違うのは
中の餡が
ほぼ 粒小豆のまま
ごろごろと入っているところ。
素朴なお餅ですね。
ちなみに この
下鴨神社境内休憩処【さるや】さん
『宝泉堂』の和菓子が
何種類か店頭で販売されていて
確かに宝泉堂さんは近いけれど
こういう所に出張してきて
販売するイメージではなかったので
何故?と思ったら
どうやら『さるや』さん自体が
宝泉堂さんのお店らしいです。
加茂葵と丹波黒大寿(しぼり豆)をお土産に買いました。
宝泉堂さんもご無沙汰しているなあ
レ・ブレドオルの近くだし
この後寄ってみようかしら。