白塗りお地蔵さま(化粧地蔵)
年に1度、8月半ば過ぎの 23・24日に
普段閉じている祠の扉が開かれ 祭壇が設けられ
お供え物を並べるなどして お地蔵さんを供養するお祭です。
お地蔵さんは 子供の守り神ですので
地蔵盆は 子供のお祭でもあり
この日、地元の子供が集まりお菓子をもらったりもします。
ちょうど私が通勤で通る道の途中に
お地蔵さまの祠がありまして
毎年 8月23日になると、
この祠の扉が開けられ、
脇にはテントが張られ
ご近所の方らしい
おじさんおばさんが集まっているので
ああ、ここは地蔵盆があるんだなあ
と 毎年眺めていたのですが
ある日 ふと
開いた扉から見えるお地蔵さんの顔を見たら
石灰の粉を浴びたがごとく
『真っ白』に塗られている事に気付きました。
しかも、更に念の入ったことに
目鼻の輪郭が描き込まれております。
最初に見た時は すごいことをするなあと思い
それでも まあ、ここはそうなのねと
例えて言うなら
ニホンザルを見慣れているけれど
マントヒヒみたいな猿もいるのね、くらいな気持ちで
そのまま深く考えることなく流してしまったのです。
ところが ある雑誌で
「高槻のお地蔵さんは 化粧をしている」
という記事を見つけ
じゃあ
高槻市の あちこちにある祠の中のお地蔵さんは
(扉が閉まっているので気付かなかったけれど)
ことごとく白塗りだったの?
あのお地蔵さんだけじゃなくて?!
と 大変ショックを受け
確かめてみることにしたのです。
もう 地蔵盆の時期は過ぎているので
祠の扉は ことごとく閉じてしまっておりますが
扉は格子戸、中が見えないことは無いですよね。
というわけで
地元のお地蔵さま巡りのお散歩に出発。