水無月 :二条駿河屋
【年に1日だけ扱う お菓子】というものが 存在します。
二条駿河屋さんの『水無月(みなづき)』も その1つ。
毎年6月30日のみのお取り扱いなのです。
「訪問」だけなら4度目となる
二条駿河屋さん。
前回は
水羊羹をーと思って行ったら
まだできていなかったため
『松露』を購入しましたが
今回は
あらかじめ電話にて
水羊羹と水無月を予約。
自宅用なので
「器は用意してまいります」
と お伝えして
箱と保冷バッグを持参しました。
というわけで、お持帰りした和菓子の包み。
水無月2個なら、10cm四方の大きさであれば入ります
との事だったので、お弁当箱を用意。
青竹に入った水羊羹は
後ろに穴を開けないと出せないので
「こちらで開けておきましょうか?」
と聞いてくださいました。
大丈夫です。
鍵善さんの甘露竹のピックがあります。
水無月は
『氷室の氷』を模したお菓子だそうですが
二条駿河屋さんの水無月は
氷部分の白い外郎部分が見えないくらい
ふくふくした 柔らかそうな小豆が
たっぷり。
そして、実際この
『餡』が まったりこっくり
甘くておいしいのです。
松露の時にも思ったけれど
『餡子のおいしさが二条駿河屋さん』
らしいなーと。
もう一つ、水羊羹。
竹に入った形は 他の和菓子屋さんでも見かけますね。
鍵善さんのよりは やや細めの竹。
食べると やっぱり小豆のおいしさが前に出る味でした。
つるつるさらりとした鍵善さんの甘露竹に比べると
やや とろりとした食感。
満足です。
二条駿河屋/ 二条通 新町東入る北
水無月は2個だけ注文したのですが
これを家族4人で分けたので 一人が2分の1ずつの量に。
水無月って二等辺三角形なので
半分に分けるのが楽々です。
半分になっても本来の姿とあまり変わらず。