宮川町 の、日常。
この界隈でお仕事されている方がいらっしゃって
そこを訪問した際、この辺りを案内していただいた。
京都の花街の中でも、ダントツ 舞妓さんが多い場所。
その時は 連れていっていただいただけで
いまひとつ土地勘がつかめていなかったため
今回は自力で探検。
四条と五条の間にある 団栗橋を渡って右(南)へ。
平日の昼間なので、人通りはほとんどなく
学校帰りのお子さんや
お買物帰りの女将さん
お稽古に向かうのか自由時間なのか
様々な格好の舞妓さん&芸妓さんも見かけます。
様々な格好→ お座敷用ではない着物姿 or デニムパンツのカジュアルな姿に日本髪
文房具のお店、【裏具】さんも
最初 連れてきていただいた時には どうやって探したらと思いましたが
あらためて よく見ると、ちゃんと看板が出ております。
長く、薄暗く見えた路地も、そんなに長くも暗くもない。
今回は 使う目的があるので
葉書を2枚、お買い上げ♪
秋らしい『紅柿』と おめでたそうな『松あわせ』
土日ではないので、あじき路地は営業していませんが
こちらも位置の確認に。
宮川町の石畳の道を ひたすら五条方面へ下っていくと
石畳がきれて、突き当たりになります。
ここを左(東)に折れて進むと
お風呂屋さん(サウナ?)の看板が見え
その角をまた左に曲がると
すぐ左手にあるのが【あじき路地】
三味線屋さんらしき方が
自転車で 入っていかれました。
宮川町の石畳を歩いていると
どこからか 三味線の音色と謡う声。
ああ、舞妓さんか芸妓さんが練習しているのかなあ
風情があって いいな~♪
と しばし 聞き惚れていましたら
ちょうど その音源らしき建物の前に
一人たたずむ クロネコ○マト宅急便の方が。
入り口の前に立ち、インタフォンのボタンを押すでもなく
じっと 何かを待っている様子。
どうやら、御用聞き?
練習している邪魔にならないように
謡いの練習が一段落するのを待っている様なのです。
花街らしい気遣いねえ、と 見守りつつ通り過ぎたのですが
ふと 振り返ると
謡いの練習が途切れる様子が全く無い(笑)
宅配の方も、これはキリが無いと思われたのか
インタフォンのチャイムを押されました。
しかし、謡いは止まない。
三味線も止まらない。
ピンポンピンポンピンポン と
チャイムを押し続けるヤマトさんと
石畳に流れる三味線&唄
これも ここの日常?