新茶の季節 【柳桜園】
毎日たてることが、上達の道 とのことで
一時 続けてお抹茶をたてておりました。
練習用のお安いものから、頂き物の美味しいもの。
高いお茶だからと大事にしまっておいても 古くなったら味が落ちますから
せっせと たてては おいしい和菓子と一緒にいただいていたわけです。
というわけで
お抹茶が切れました。
毎日飲むわけではありませんが
これぞという おいしい和菓子を入手した時には飲みたくなります。
急遽 『お抹茶を買いに』京都行き決定。
* * *
今回は 【柳桜園】さんへ。
高島屋の地下にも入っている 柳桜園さんですが
ここで『抹茶』を購入するのは初めてなので
やはり お店の方に質問できる本店へ。
お店の前に来ると 扉には『新茶』の文字。
そういえば、新茶の季節ですねえ。
自動ドアをくぐってみると、いつになく混んでいます。
帳場の前に置かれた椅子は全て満席。
平日なのに(もっとも平日しか営業されていませんが)珍しい。
接客している店員さん、奥で動き回っている店員さんも、
明らかにいつもより多いです。
順番待ちの間 帳場に並べられたお茶を眺めていると
「新茶」と書かれた札の付いた お抹茶が。
そりゃあ、玉露も煎茶も 新茶があるのですから
抹茶だって新茶で作れるはずですが、
抹茶で新茶といわれると 不思議な感じ。
どんな味なのでしょう?
お店の方に伺ってみましたら
「やはり、 味の深みは 寝かせたお茶ほど強くないものの
色の鮮やかさ 初々しい香りが特徴です」、とのこと。
新茶の『抹茶』は2種類
お手頃価格のものと、 『浮舟』という名前のちょっと良いお茶のもの。
それぞれ 普通サイズと ハーフサイズの缶で販売されています。
飲むなら、やはり味の深みのあるおいしいお茶が良いです。
しかし今しか飲めない『新茶』、飲んではみたい。
というわけで
『浮舟』のハーフサイズを購入。
少量で 新茶の色・香りを楽しんで
飲みきったら 普通の美味しい抹茶を買いに来ようという魂胆です。
浮舟って、源氏物語の中に登場する女性の名前ですが
やはり、源氏物語千年を記念して作られたお茶なのだそうです。
パッケージの薄紙には 源氏香のデザインが。
お茶を買ったら 水無月をお土産に。
『夏越祓』は 本当 月末の行事なので
(一年の半分の「大晦日」ですから)
水無月は どこでも買えるわけではなく
老舗の和菓子屋さんだと 29日・30日の2日間しか扱わなかったりします。
デパ地下なら、どこか扱っているお店が入っているでしょう
と思ったけれど、意外と扱っているお店は少ないです。
むしろ 商店街などの「おまん屋さん」に行った方が
間違いなく入手できます。
今回は デパ地下のおまん屋さん(と私が勝手に思っている)【仙太郎】さんへ。
氷室の氷を表しているという 水無月
スタンダードな『白』 黒糖の『黒』 抹茶の『緑』 の三色がありますが
ここはやはり、氷を模した『白』でしょう。
大好きな文房具屋さんに寄り道し
お抹茶を買い
和菓子をお土産に購入
京都滞在時間、しめて2時間弱。
最短記録かもしれない。