醍醐の花見2 随心院~勧修寺
そこから歩いてすぐの随心院へ。
【随心院 ずいしんいん】
美女として知られる「小野小町」の住いが、この辺りだったということらしく
小町ゆかりのお祭(はねず踊り)があるそうです
ちなみに、門をくぐってすぐ右手の林の中には
『小野小町が化粧をしたという井戸』があります。
昔の井戸って、階段を下りていった先の水溜りみたいなのですね。
今宮神社の前のあぶり餅のお店「一和」さんにも、こんな井戸があったはず。
『小野小町』の名前に惹かれて 見に行きましたが
現役の井戸ではないせいか、あまり ここでは顔を洗いたくないような状態…。
昔は水もきれいだったのかなあ。
『小野梅園』
小町が晩年、梅の時期に里の子ども達と遊んだ
という伝説にちなんでか 広い梅園が作られています。
この梅の色(薄紅)を『はねず色』というらしく
毎年3月にある「はねず踊り」では
深草少将が小野小町の元へ「百夜通い」したという逸話を歌って踊るそうな。
この梅にちなんで、近くの山科わかさ屋(和菓子屋)さんでは
「はねず餅」という梅をかたどった和菓子(大福?)を販売していました。
ちなみに このお店に寄った目的は
『クリーム珈琲大福』という面妖な名前の大福があると聞いたから。
本当に、大福の中に 珈琲風味の餡と生クリームが。
モチクリームがお好きな方なら 全然問題なくおいしいと思います。
近くのお蕎麦屋さんでお昼をいただき
次は勧修寺へ。
【勧修寺 かじゅうじ】
これが、位置はすぐわかるのに、入り口がどこかわかりにくいお寺でした。
この辺りかしらーと目を向けると、駐車場の電光看板みたいなものが見え
それに「勧修寺」とあったので
ああ、そこが駐車場なのね、じゃあ入り口はこちらかしら
と 回っていったら、行けども行けども 入り口が無く。
どうやら、さっきの電気屋さんの看板みたいな表示が 本当に入り口だったらしい。
結局、お寺の周囲をぐるり一周してから入ることに
蓮と花しょうぶが有名らしく、庭には大きな池がありました。
楓もいっぱいあったので、たぶん紅葉もきれいかと。
醍醐というと、皆 醍醐寺の方へ目がむきますけれど
随心院にも 見事な桜の木があって
静かにゆっくり見られる点では、むしろこちらの方がいいなあ。
ずっと「かんしゅうじ」だと思っていたら
立て札の記載は「kAJUJI」 かじゅうじ?
知らないと、読めません。